スマートフォンユーザーに対するモバイルビジネスの発展は目覚ましいものがあります。
そんな中、スマートフォン向けのゲーム・アプリの企画開発を行う一方で、ライフスタイルサポート事業も手がけているという、名古屋の上場企業、株式会社エイチームについてまとめました。
2015年度のテクノロジー企業成長率ランキング 第13回「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast50」も受賞し、高い成長率を誇っているエイチームは、どのようにして成長を続けてきたのでしょうか?

エイチームとは?

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出典:http://www.a-tm.co.jp/news/service/index.html
エイチームは、インターネット・モバイル端末をベースとしたコンシューマー向けサービスをメイン事業に、ゲーム・デジタルコンテンツの企画・開発及び運営等を行う『エンターテインメント事業』を展開しています。
数あるゲームの中でも、ハイクオリティのモンスターバトル「ダークマサナー」は日本のアプリセールスランキング1位になったり、また、北米でもランクインするなど、高い人気を誇っています。
また、同社およびグループ会社にて、日常生活に密着した比較・情報サイトの企画・開発及び運営等の『ライフスタイルサポート事業』の展開も行っています。
この事業では、日々のサイトの改善やプロモーション活動により利用者を増やしていき、引っ越し比較・予約サイト、車査定・車買取サイトに関しては、継続して業界トップのシェアを占めています
企業は、成長しない限り存続していくことはできません。
みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」という経営理念を持つエイチームは、現在第三成長期ということで、新たな大規模プロジェクトに乗り出していくようです。

林高生代表が起業した経緯

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出典:http://www.city.gifu.lg.jp/7930.htm
エイチームの代表取締役の林高生氏は、あるインタビューで以下のように話しています。
私は岐阜県土岐市で裕福な陶芸家の家に生まれましたが、9歳のときに陶芸家の父親が亡くなって状況が一変しました。
母親1人で5人の子供を育てる苦しい生活が続く中、私は長男として「また幸せな林家を取り戻すんだ」という野心を持っていました。
それを実現させるには、社長になって成功させることだと思っていました
そんな野心を持って高校受験に臨んだ林氏でしたが、残念ながら受験に失敗してしまいます。学費の高い私立高校へ行くのはあきらめ、アルバイトを始めます。
そして様々なアルバイトを経て、1997年に得意のプログラミングで個人事業を創業したのです。

急成長の3つの要因とは?

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出典:
http://www.acquisconsulting.com/know_how/impact_stories/6151_redefining_business_procedures_after_rapid_growth
エイチームの急成長の要因について林代表は、”高い組織力を発揮できるから”だと語っています。
エイチームでは、個人よりもチームで活躍することをうながしています。そのため、部署ごとでチームを細分化し、収支に責任を持たせているといいます。
また、定期的にグループ勉強会を開催しており、社外研修に参加したメンバーが、学んだ知識をチームにフィードバックしています。
さらに、最も大きな要因としては「創業以来、挑戦を続けてきたこと」が挙げられます。
林氏自身、高い数値目標を掲げ、つねに挑戦してきました。
簡単に達成できる数値目標を達成するだけでは、当然急成長など見込めません。たとえ失敗しても、そこから学んで次に活かせばいい。その想いで、成長を続けてきたのです。
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出典:http://www.darksummoner.jp/game.html
今後エイチームは、今まで北米だけをターゲットにしていたところを、東アジアや欧州にも進出していきたいと考えているようです。スマホ市場で、世界的に有名なゲームメーカーになることを目指していきます。
しかし、そこにもこだわりがあり、開発は海外で行わないとのこと。これは、「ダークサマナー」のヒットが大きな自信につながったことが大きく、自分たちの価値観でも世界で受け入れられると信じているからこその戦略です。

まとめ

高い目標とチームワーク、部署に対する権限移譲がエイチームの急成長の要因です。
これからもあくなき挑戦を続け、世界に通用するスマホゲームを開発していくであろうエイチーム。
テクノロジー企業の成長率ランキング「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast50」では、過去6回の受賞歴を誇る同社だけに、今後の成長率にも注目が集まります。
 
エイチームについての詳細はこちら
 
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