学生起業のメリット・デメリットは?
信用力が一番大事
-若くして起業することのメリット・デメリットについてどのように感じましたか?
デメリットとしては信用がないことです。例えば会社のオフィスを借りるときにも審査に3回落ちました。所得証明が出せなくて…。他にはアプリ審査に3回も落ちたり。学生は本当に信用がないことを痛感しました。
メリットは、学生だからこそできることもあるということです。私は人以上に知識がないと思っているので、追いつくために勉強する時間を取っています。株式や新株予約権を発行することもそうですし、監査や税金、雇用、契約の仕方など。経営は最終的に自分で決めないといけませんが、「若くて知識がないので教えて頂けませんか」と言いやすいのがメリットかもしれません。
また、サービスを公開する前に講演会や取材の声がけがあったのも、「若いからなのかな」と感じています。そこに関しては恵まれていると感じています。
ですが、普段は学生だからと意識して事業をしているわけではないので、気づいていないところで学生ならではのメリットはもっとあるのかもしれません。
-起業時に特に印象に残っているエピソードはありますか?
会社を登記して、口座を開設するときに、審査に落ちてしまったことです(笑)審査にも時間がかかるので、最初はネット銀行からスタートし、今はメガバンクにも口座を開設することができました。
-うまくいったきっかけは何かあったのですか?
いろいろな方のご支援を頂けたからだと思います。「私はこういう理念で活動しています」とお話したときに、「応援してあげる」と言ってくださる方が現れたり。そうした方から人や企業を紹介して頂いたり。そういう支援して下さる方々の輪が広がったことが大きいと思います。
周囲に私たちのサービスを話すときは「自分がなぜそれをする理由があるのか」「自分がどういう社会を創りたいのか」「なんでテーブルクロスがあるのか」を理解してほしいと思って、話していました。そうした一つ一つのお話しが繋がり、様々な出会いに助けられたと思っています。
-飲食店の開拓や、途上国への寄付の仕方について、もう少し教えていただけますか?
飲食店の開拓の仕方は2つあって、1つは代理店を立ち上げる方法、もう1つは紹介してもらう方法です。代理店に関しては、元々飲食店とネットワークがあるところと業務提携を結ばせてもらっています。また、人脈が多い飲食店のオーナー様からご紹介いただくことも多くあります。
寄付に関しては、NPOをサポートする中間支援NPOの加盟団体の中から、運営や会計、情報公開に関する一定の基準を満たしている団体をリストアップしました。そしてその中から、現地で活動している団体に電話で問合せをしました。そして最終的には10団体と一緒に活動させてもらっています(2015年8月現在)。
予約をすることで誰かの役に立つ「予約文化」の確立へ
-今後の展望を教えていただけますか?
テーブルクロスは飲食店を予約するサービスですが、この仕組みは他の予約サービスでも展開できると思っています。また、社会問題はたくさんあり、そうした問題への支援も必要だと思っています。そこでまずはテーブルクロスの輪をもっと広げ、持続可能な体制を創りたいと思います。そして「予約をすることで誰かの役に立つ文化」の基盤を作りたいと思っています。
また、日本で上手くいけば、海外でもチャレンジしていきたいです。日本発のCSVベンチャーとして頑張ることで、日本を元気にすることができると思っていますし、この文化が世界へ広がることで、日本を世界中でPRしたいです。
-事業を展開していく上で、どんな人と働きたいですか?
この想いに共感して下さるアツい想いの人と働きたいです。なかでも激アツのプログラマーはすぐにでも参加して欲しいです(笑)
-最後に、視聴者へのメッセージをお願いします!
私は、利益の創造と社会への貢献を同時に実現できる文化を創りたいと思っています。これからの時代は、そうした理念を持つことが求められているとも思います。
こうした活動に賛同し、一緒に広めていただける方がいらっしゃれば大変嬉しいです。応援のほど、宜しくお願いいたします。
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