6億円の資金調達の背景とは?
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支え合えるパートナーとしての投資家
最初は色んな投資家にアイデアをお話ししました。経験がない人間だったので事業に対して教えてくれるというよりは、一緒に仲間として支えてくれるようなパートナーを探すことを大事にしていました。
今回の調達は、ブーストをかけて資金を入れていくタイミングではないと思っていました。
集めたデータは色々な使い道があり、新しい自動走行車を作るときにも使えるような情報ですし、保険料を最適化するといったイメージが湧きやすい領域にも使えます。道路の渋滞情報や急ブレーキの多いエリアなど都市設計にも使えて幅広いです。
とはいえ、なんでもできることは何もできないと同じなので、直近何をするかの仮説があって、そこを検証する資金だと思っていました。資金の額ではなく、どういったところに味方になってもらうかを重視していました。
今回は産業革新機構さん(以下、敬称略)とアクサダイレクトさん(以下、敬称略)です。
アクサダイレクトは保険分野で同様のことは海外でされていて、日本初の面
革新機構に関しては、我々の事業は必ずくる未来を早く持ってきたいという想いでやっていますので、自動車を含む他産業を巻き込んでやっていくことが不可欠だと思っています。そう考えたときに、政府や自動車メーカーとして取り組まなければならないけれど単体では取り組めないといったところを、第三者のベンチャーである我々がスピード感を持って連携しながら進めていけるように意識しました。
事故を減らして、保険料も下がる仕組みを
安全に運転していると保険料が下がっていくような仕組みが作れると思います。
我々のデバイスで運転のフィードバックができて、2割位の事故が減るという結果が出ています。全体の保険料も下げることができると思います。
一緒に山を登っていて楽しい人と働きたい
自分たちの見ている山のビジョンを共有できて、山を登っていて楽しい人とやりたいと思っていて、そこがマッチすれば一緒にやりたいです。
職種で言うとインフラのエンジニアが足りていないのでぜひ来てほしいと思っています。我々の収集する情報は人の命を救ったり、交通渋滞を解消したりといったような面白い情報だと思うので、そこに魅力を感じてくれる人が来てくれると嬉しいです。
必ず来るであろう未来を、早く実現させたい
車が自動で動くだけではなく、ガソリンスタンドは無くても良くなりますし、自動走行だと自分の車でなくても乗るときだけ呼んで乗り終わったら勝手に帰るという世の中ができると思います。
日本で言うと、97%の車が使われずに停まっています。それがシェアできると97%の車が要らなくなるということです。そうなると生活自体が変わっていって、自動車だけではなくて家電などとも連携していくものだと思っています。そういう未来を早く持ってきたいという思想があります。
その中で我々の技術がどう使えるかです。まずはみなさんの直近にある課題を解決していくことが我々のアプローチで、そこで培われる技術を広い分野に活かしていきたいと思います。
すべては人と人の関係性
VC(ベンチャーキャピタル)から出資を受けたり提携したり、従業員を雇うということはコミットメントが発生します。
やはりそこは人と人の関係で、プレッシャーにはなりますが楽しい部分なので、いいと思ったところにはコミットメントしていくと終わってみると楽しい経験ができると思います。
人々の生活にインパクトを
3〜5年後の世界のコアなところをやっているので、分かりにくい部分もあります。
ですが、よく見ると人々の生活に密着していますし、領域として与えるインパクトも大きいので、興味ある方がいればぜひ一緒にやりたいと思っています。
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