上場を意識したタイミングとは

上場を意識したタイミング

基本的には創業してからずっと、上場は会社の成長のプロセスの1つだと思っていました。
ですが、上場するにはやはり会社の体制が上場企業として耐えられるかが重要です。
ですので、会社の体制が「中西商店」から「企業」に変革していく時期に、それに耐えうるタイミングが来たんじゃないかということで上場に向けて動き始めました。
 
長期にわたって増収・増益を続けてこられたのは、逆に言えば、高い伸びは示していないとも言えます。
不動産業界は市場にかなり左右される部分がありますが、調子がいいときに攻めきることも十分に必要なんですが、我々としては成長していく過程で、財務面に関して大きなハードルを課していたので、あまり無理をすることはなかったということです。
我々がもともと持っていた短期ビジョンとしては、3つの指標を持っていました。
1つは売上と、それからその売上を反対に引っ張るであろうROEという指標。もう1つは、顧客の評価。そして、商品の質。
業界の中で、これらの指標でリーダー的ボジションを目指していくことを考えていましたので、売上・利益だけのことを考えればもっと伸ばすことはできましたが、基本的には徹底的に研究しながら、いいものづくりをしていきました。
そのため、大きな伸びは示さなかったけれども、少しずつではありますが、順調に成長することができたというところだと思います。

上場前に知っておばよかったこと

やはり、中途半端な知識や経験だとなかなか難しいです。
それゆえ、上場するための推進室には優秀な人材を確保しておく必要があって。
それをもっと前から進めることができていれば、もっと苦労はしなかったと思っています。

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