今回は、株式会社マックスプロデュース 代表取締役社長の桑原裕文氏と株式会社ユニコーンファーム 代表取締役社長の田所雅之氏に、「イベントを検討している企業へのメッセージ」を伺いました。
(インタビュアー:株式会社アントレプレナーファクトリー代表 嶋内秀之)
【5本目(6分02秒)】
組織文化形成にお悩みの企業・担当者へのメッセージ
嶋内:最後にですね、組織文化を担ってる皆さんも、この動画見られてると思います。
組織文化、売上、利益が上がってきて、人も増えてきたと。でも何か社長が言ってることが少しづつ伝わりにくくなってきてるという状況の中で、どうやって組織文化を作っていくか悩んでらっしゃる方々に対して、最後お二人からメッセージをお願いしたいなと思います。
桑原:イベントをやるというのはすごい決断です。間違いなく何かしらの変動は起こります。
良いも悪いも、「あ、こういうのやっても一つになれないんだ」とか、「こういうのをやったときにこう変わってくるんだ」と、色々な効果の測定がやるっていう決断があってスタートしていくので非常に効果は大きいかなと私は思ってはいます。
なので、最初の決断、非常に勇気がいると思うんですけれども、まずやってみることが全てのスタートになるのかなというふうには思います。
その次には、続けていく難しさもあると思うんですが、総合的には、大事な社員さんのために一歩を踏み出されたほうがいいのではないかなというふうに思いますね。
嶋内:課題の自己認識をしていくために皆さんと、こういったイベントを企画する方々とお話をするということからまず自分の課題を整理すると。そんなこともできいくんでしょうね。
桑原:そうですね。「やはり他社さんはどういうふうにされてますか?」などの質問は、やはり非常に悩まれているんだろうなというふうに思います。
同じ課題は全然ないんですけれども、近しい課題の話をさせていただくことによってとても参考になってらっしゃるんだろうなとは思いますね。
嶋内:やるかどうかの決断のその前に組織文化の悩みを自己認識されて、他社さんの例も聞きながらその課題の引き出しを増やすと。そこからまずは、ということでしょうかね。
桑原:そこしかないですね。会社をつくるお手伝いをする、会社を強くするためにイベントという手法を使って一緒になって思いを寄せて作っていくので、そこの話が聞けなければそういったこともないですし。kara
最初の2、3回目までのミーティングでそういう話をすることが、私は一番重要だなというふうに思ってますけどね。
嶋内:イベントを作る会社さんというのはたくさんありますと。でも経営戦略、経営の課題からそこを一緒にやっていこうということをこれまで蓄積された会社さんっていうのは非常に少ないのでしょうか。
桑原:そうですね。私たちもイベントを作るだけではなくその相談に乗りながら、会社の本当に根底の部分から一緒になって考えていく。
コンサルティングの部分と実際の作る部分をセットでさせていただく中で、最終的には同じイメージを持って当日を迎えられるというか、そんな派手さとかそういうことじゃなくて会社がこうなりましたよねっていうところで喜び合えるのが一番やっててやりがいがあるなというふうには思いますね。
嶋内:分かりました。今日は豊富な事例いろいろありがとうございました。
桑原:ありがとうございます。
嶋内:では、田所さん。いわゆるカスタマーエクスペリエンスとか、組織分解の形成、たくさんお話を伺うことができました。最後にそういったことをお考えの企業家の皆さん、経営者の皆さんにメッセージをお願いします。
田所:今後経営者っていうものは、ドリルじゃなくていかにしてドリルの穴を見つけるかと。
さらにドリルの穴で何を通すかっていうことなんですけど、やっぱりステークホルダー全体のエクスペリエンスデザインですよね。
ちょっと抽象的な表現なんですけど、それがプロセスの中心になったと。
どういうことかと言うと、従来のプロセスっていうのは、戦力があってマーケがあってデザインがあってエンジニアがあって。当然いわゆるリニアに流れてデザインって一部しかなかったんですね。
いろんな事例を話していただいたんですけど、人材採用のほうもいわゆるキャンディデートエクスペリエンスと言って、いかにしてこの職とかジョブをオープネスでやって母集団を形成して、それに対して応募しようかなと思って、実はそこから戦いが始まってると。
応募して面接して内定出すみたいなのは当然ありますし、今日のお題として話したことは人材活用ですね。エンプロイーエクスペリエンスとしていかにして、この図も出しましたけど。経営者のミッションとしては、当然大上段の戦略書くことも大事なんですけど、実際はそのプロセス全体ですよね。
いわゆるキャリブレーションしながら最適化していくというものを大事だとしたときに、この仮説を立てながら先ほど桑原さんの会社が専門にされてるイベントも、全体見る中で実はここはボトルネックになると。
ここの下から二つ目のプロセスの課題があると思うんですけど。実際にこういうふうにエンプロイーのジャーニーマップを書いたときに、どこに課題があるのかっていうことを一旦洗い出せるかどうかかなと思うんですよね。
それをやった上でじゃあ自社には全然規模だけ拡大して、ともすれば膨張しているっていったときに、一旦意味付けであったりとか、エンゲージメントを高めるためにはイベントがものすごく有効だみたいなところですよね。
というのも全体の設計かなと思うんですよね。なので、よくありがちな、経営者の皆さんに聞いていていただきたいのが、今UXとかカスタマーエクスペリエンスとかそういう言葉はあるんですけど。
当然そこを実現するのはカスタマーエクスペリエンスの前提として僕はエンプロイーエクスペリエンスが必要、大事かなと思ってて、そこってすごい大きい、強い相関関係、因果関係がやっぱりあるんですよね。そこを意識した上で自社の経営のエクスペリエンスをデザインしていく、それが大事かなと思ってます。
嶋内:いいカスタマーエクスペリエンスを作る上でいいエンプロイーエクスペリエンスが必要だということを今日の話。その中における組織文化であり、イベントということでお話しいただけたかなというふうに思います。田所さん貴重なお話ありがとうございました。
田所:ありがとうございます。
嶋内:今回は、田所さんと桑原さんに、成長する企業の組織における文化の形成について、イベントとそれからカスタマーエクスペリエンスとエンプロイーエクスペリエンスのお話を中心にお話を聞かせていただきました。どうもありがとうございました。
田所&桑原:ありがとうございました。
株式会社マックスプロデュース:https://max-produce.com/
株式会社ユニコーンファーム:https://www.unicornfarm.jp/