今後のBAKEの展開について語る

今後の展開について

店舗業態とオンライン業態は関連があまりないんですが、店舗に関しては、基本的に1つのブランドに対して1つしか商品を出さないような店舗を大体20から30店舗ぐらいつくっていって、ブランドを増やしていきたいと思っています。毎年1ブランドを出していくイメージです。
今、チーズタルトがあって、ZAKUZAKUというシュークリームがあるんですが、来年の2月に新しいブランドを出したいと思っています。それを毎年出していき、リフレッシュしていくことを考えています。
オンラインに関しても基本的には同じような考えで、1つ1つのブランドは、例えば写真ケーキ専門店だとPICTcakeというのをやって、「PICTcake=写真ケーキ専門店」。99chocolateとブランドに関しても、それも「99chocolate=チョコレートのカスタマイズ専門店」。
恐らくそれぞれのブランドは100億くらいしかないようなニッチな需要に対応していて、10億20億ぐらいのマーケットのものを毎年1ブランドずつ出していくことを目標にしています。
 
もともと父親のやっている「きのとや」という会社は宅配ケーキを札幌で30年間やっていて、日本では宅配ケーキで上手くいっている会社はほぼないんですが、父親の会社は日本で一番宅配ケーキを売っているんです。売上がいい年では、1年間大体10万個を販売しています。
札幌でそれだけうまくいったので、今やりたいのは、PICTcakeという写真ケーキだけではなく、もともとクリックオンケーキで販売していたようなケーキをできたての状態でアプリで注文でき、それを東京都内限定で即配するような仕組みをつくっていきたいです。
店舗に関しては、ゆくゆくは世界中に広げていきたいと思っています。
世界中で大体1,000店舗くらいを出していくために、川下を押さえた上で川上にも行きたいと思っています。
自分たちで消費する原材料を自分たちの売る商品に合わせて開発していったり、OEMする形で関わっていき、本質のところをしっかり押さえていきたいです。
 
もともと私の祖父の代から言われていたことなんですが、お菓子の味を決めるのは「原材料がよくて、フレッシュで、手間をかける」ことだと言われていて、我々もそれを忠実にやろうと思っています。
「フレッシュ」に関しては、店舗業態で限りなくフレッシュな業態にしています。
「手間をかける」というのも、1つの商品に絞り込むことによって実現しています。
1番追究しがいがあるのは原材料だと思っているので、ここで川上に上っていって、いずれは川上から川下まで、垂直統合的に全部我々で行っているブランドになり、日本を代表するものをつくっていきたいです。
 
私は北海道出身で、私の父親も祖父も大学を卒業した後に酪農家を目指していて、4年ぐらいで大体2人とも失敗しているんですが、私も何となくそういった使命感があります。
北海道の酪農産業にもいろんな課題があって、例えば収益がよくなかったり、どんどん若者が離農しているということがあります。
我々がどこまでその現状を変えられるかわかりませんが、世界中に販売できるような力を持つことで、その状況を少しでもよくしていきたいという想いがあります。
 
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