長沼代表が経営者として大切にしていることとは
フラットな組織を
我々の会社はフラットでいきたいと思っています。そもそも私自体が経験もほぼないですし、ほかの人より優れているとも思えないので。
現場でチームをたくさんつくっていきたいと思っていて、その現場のチームが自主的にアイデアを出して、決断をして、実行してということをしやすくする会社にしたいと思っています。
なのでそれを常にみんなに言っていて、会社の中の情報やビジョンはしっかり伝えていって、社員みんなが自主的に判断して、いちいち許可を取らずにすぐ実行できるような、みんな生き生きと働けるような会社にしたいというのは社員によく伝えていますし、トップとしてはそれを大事にしていきたいと思っています。
今の組織は、私が社長ではあるんですけれども、それぞれのプロフェッショナルがどんどん集まってきて、私には全くわからない領域のことがどんどんできるような組織になってきているので、それを大事にして今後もやっていきたいなと思っています。
起業志望者へのメッセージ
私の経験上、1つ言えることは「起業するときは、勝てる領域でやったほうがいいんじゃないか」ということです。
先ほどの話に戻るんですが、私もケーキの領域にしたのは、実家のリソースがあったり、そういう情報が入ってくることが活かせると思ったからです。
起業は、なかなかそんなにうまくいかないことだと思うんですが、なので、人それぞれが持ついろんなリソースを使いながら、勝てる領域でまずは小さく始めて、それもすぐやるというのをぜひおすすめしたいと思います。
あとは、できるだけ若いうちに動くことです。
やっぱり最初の1・2年は、365日休みなしぐらいの気持ちでやらないと絶対うまくいかないと思いますし、私の経験上もそれぐらいやらなかったら、たぶん何も軌道に乗らなかったと思うんですね。
それができるのは、やっぱり若いということも必要ですし、かつ勝てる領域というのがやはり必要だと思います。
ただ、私はたまたまリソースがあったというだけですが、リソースは色々なところにあると思います。実家だけじゃなくても。
なのでぜひそれを意識してもらえばと思います。
やらなくちゃいけない時になると、手を差し伸べてくれる人も話を聞いてくれる人もいますから、やる前に勉強するよりも早くやってどんどん改善をしていくことです。知識も吸収していくほうが効率的だと思うので、それをおすすめします。
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