「創業当初の採用は難しい」〜IPOまでに大変だったこと

➖IPOまでに大変だったことについて、教えていただけますか?

菅田:スケールを手にするまでは非常に苦労しました。だいたい3年目くらいまでは、本当に1年1年生き延びるのがやっと、そういう状態が続いていました。

ある一定規模を超えたところから、だいぶ事業が軌道に乗ってきました。その3年間でも、特に採用ですね。立ち上げてすぐの会社の採用って、非常に難しいと思いますが、そこらへんが非常に苦労した点だと思います。

 

あとは、我々直前期で1回だけVCから資金調達していますが、それまでは基本的に全て自己資本でやっていたので、資金繰りも大変でした。

その後の伸びしろを考慮し、資金調達が必要かどうか考える

➖積極的に資金調達しなかった理由を教えてください

菅田:1つは資本政策といいますか、元々我々が目指す事業は、基本的にはノンアセットです。中長期の計画でも説明しましたが、ROEの水準でいうと、30%以上を1つ基準においていて、経営効率が非常に良い事業です。

 

ただ、スケールするまでに少し赤字が出てしまうのですが、安易に資金調達するよりかは、自分のお金で見極めて、きっちり黒転させるほうが後々の伸びしろがあるんじゃないか?と考え、当初はVCからの資金調達は控えていました。

上場後はコンプライアンスをクリアした上でアグレッシブに挑戦できる人を求めている

➖1番最初の採用のあり方、ここまでの採用のあり方、そしてこれからの採用についてをお伺いしてもよろしいでしょうか?

菅田:創業当初は基本的には来る者は拒まず、という形でやっていましたが、やはり上場を機に、社会的な公器としての採用が求められます。そういったコンプライアンス等の話がたくさんありますので、いわゆる、創業当初は武力の強い人間が必要でしたが、今後は政治といいますか、いわゆるコンプライアンスをクリアしながら、その上でアグレッシブにいろんなことを考えてチャレンジできる人が欲しい、と考えています。

フロー収入からストック収入へ

➖今後の事業戦略について教えてください

菅田:全国に宅建事業所が12万店舗ありますが、ここが今まで仲介していた月極駐車場は、我々がシェアを伸ばしていきたいと考えています。1件1件を仲介していますので、こちらの部分に関しては、経営効率的には非常に労働集約なので、必ず人員を増やさないと対応できないという状態です。

 

ここだけを見ると一見非効率に見えますが、取引の大半の仲介を我々経由でできるようになれば、最終的には我々はサブリースの事業でストック収入を得ています。基本的には仲介の根本を抑えることで、最終的にサブリースで利益を出していくというモデルを考えています。そこで、今は仲介のシェアを取りに行くのが、我々の1つの大命題になっています。

「まずは一歩踏み出す。」

➖御社に入りたいと思っている方に向けて、何か一言お願いします

菅田:我々はAZoom Wayという会社の理念、行動指針をまとめたものがあり、その中の1つに「まずは一歩踏み出す。」というのがあります。あれこれ頭の中で考えていても、実はマーケットで直接やらない限り、結果はなかなか頭の中の想像とは全然違うものになります。

 

ひとまずはリスクを恐れずに、何か自分が思ったことがあればやってみるということを、非常に重視しています。そういったチャレンジ精神溢れる方に、是非弊社に来ていただければなと思います。

【よく読まれている記事】
おすすめの記事