新経済連盟が開催する、大型のグローバル会議である新経済サミット。
2014年には、 ゲストスピーカーの一人としてUdemy社の現CEOであるDennis Yang氏も招かれました。
UdemyとはThe Academy of Youのことで、オンラインラーニングのプラットフォームを提供しているベンチャー企業です。
今回はそのUdemy社についてご紹介します。

教育機関の需要と供給のギャップに着目

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大学や、大学院、専門学校へ進みたいと考える時、あなたはまず何を考えるでしょうか。
まずは高額な学費を準備して、入学のための難関の試験を突破すること。そして手続き、通うための時間、距離など、懸念されることがらはたくさんあると思います。
一方で、社会人のさらなるスキルアップや新しい分野へ挑戦するための知識取得など、社会人教育の需要はどんどん高まりつつあります。
そのような、育機関の問題点と需給バランスのずれをビジネスチャンスと捉え 、リーズナブルな学費と通学不要のオンライン受講システムで大成功を収めているのがシリコンバレー発Udemyです。
"Udemyは誰もが講師になれるオンライン教育サイトである。
講師は自由にテーマを選んで動画をアップし、価格も自由に選択することができる。受講者はあらゆるデバイスで視聴可能であり、最初の1回は無料で視聴できるという"
広大なキャンパスを持ち、名誉ある教授を多数抱える伝統的な大学などの教育機関とは異なり、大学教授のような権威や資格がなくてもその道のプロであれば誰でもその分野のプログラムを開発し、無料または有料でコース提供をすることができます
開発のためのツールも独自で開発し提供しています。
2014年までに約500万人へサービスを提供、2万2000以上のコースがウェブサイト上でオープンになっています。

アイディアが認められず資金調達は失敗するも巻返しで成功

その始まりは、Yang氏にポジションを譲るまでCEOを務めていたEren Bali氏がまだ出身国のトルコに在住していた2007年、あるソフトウェアを立ち上げたことがきっかけでした。
「ヴァーチャルクラスルーム」というUdemyの前身となるサービスはすぐ市場の反響を受け 、シリコンバレーへ拠点を移し起業を決意します。
始まりは決して順調ではなく、資金調達の段階で30社から断られて失敗に終わったと言います。
投資家を説得することができなかった創業者たちは、自分たちの力でUdemyを立ち上げることを決意します。
立ち上げ後なんとわずか数ヶ月で1000人のインストラクターと2000種類のコースが誕生しました 。
予想以上の反響に、再度資金調達を決意したところ、わずか数ヶ月で予想をはるかに上回る4百万ドルの調達に成功したのです!
最初の調達は失敗したにもかかわらず、わずか数ヶ月で400万ドル以上の調達を可能にするまでに成長し、その後も資金調達は順調に進みました。

現CEO Yang氏 売上300%増の実力。変化する業界を見据え需要を先取り

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そうして現在まで資金調達を受け、順調に成長を遂げた同社のCEOを務めるのがDennis Yang氏です。スタンフォードでMBAを取得し2012年にCOOとして入社しました。
その後社員は15人から55人に増え、売り上げは300%成長に大きく貢献、そうした実力に加え国際展開を戦略に入れている同社からアジア系バックグラウンドを持つ Yang氏がCEOの座を獲得しました。
彼は、10年後の姿についてあるインタビューでこのように語っています。
”一流校も一流校ではない学校も、変わらなければいけない必然性があるだろう。
受講者側、学校側、そしてそういった需要をカバーしていくベンチャーたち。それぞれ恩恵を受けるものたちが協力体制を作り現在の保守的な体制から変化を遂げていく”
そうしていくうち最初は反発していた教育機関たちも理解を示し協力体制になっていかざるを得なくなったということです。

まとめ

Udemyから学べることは、すでにあるマーケットでも視点を変えることでビジネスチャンスへとつながるということです。
保守的で閉鎖的ともいえる高等教育の分野と、めまぐるしいスピードで変わっていく市場のニーズのギャップ に機会を見出し、
ITを駆使したアイディアとテクノロジーによって急成長しているのがUdemyに、今後も期待しましょう!
 
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