不動産に投資するには、多額の資金を要します。
そこで、100万円単位の資金で不動産市場に投資できる不動産投資信託(リート)というシステムがあります。
今回は上場も決まり注目の高まる、シニアリビング施設(老人ホーム)への投資をメインに行っているジャパンシニアリビング投資法人について、ご紹介します。

設立について

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出典:http://kenedix-fm.com/index.html
 
ジャパンシニアリビング投資法人は、ケネディクス株式会社 が60%、長谷工コーポレーションが20%を出資しているヘルスケアリートで、平成27年5月に設立されました。
実際の投資運用は、ケネディクス株式会社が行っています。

事業内容とその特徴

ジャパンシニアリビング投資法人はシニアリビング施設に70%以上を投資しています。
シニアリビング施設とは、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅のことを指しています。
また、病院や診療所、介護老人保健施設といったメディカル施設に30%を投資しています。
ジャパンシニアリビング投資法人の特徴としては、
①多種多様なヘルスケア関連施設への分散投資による成長
②賃料固定型の長期賃貸借契約と高度な運用能力により裏付けられる安定したキャッシュ・フロー
③オペレーターとのパートナーシップ等に基づく成長戦略
④実績豊富な6社のスポンサー会社による多様なサポート
⑤スポンサー会社と投資主の利益の一致を目的とする施策 の5つが挙げられます。
出典:http://matsunosuke.jp/japan-senior-living-reit-ipo/

ビジネスモデル

これらの超高齢化社会に伴い、シニアリビング施設やメディカル施設はなくてはならない施設になります。
ジャパンシニアリビング投資法人は、これらの施設に投資家から集めた資金を投資して、賃貸収入による収益を得ています
リートは他にオフィスビルリートなどがありますが、空室によるリスクを抱えており、この点、ヘルスケアリートは、今後の需要拡大から空室によるリスクが極めて低い特徴があり、安定したキャッシュフローが見込めます。
また、ジャパン・シニアリビング投資法人は、スポンサー会社との間でスポンサー・サポート契約を締結しており、これによって継続的かつ安定的な外部成長を強力に推進するパイプラインを供給する体制を構築できていると考えています。
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出典:http://matsunosuke.jp/japan-senior-living-reit-ipo/

まとめ

ジャパン・シニアリビング投資法人は資本市場とヘルスケア業界をつなぐ担い手として、幅広くヘルスケア業界の成長を支援し、本投資法人のステークホルダーである利用者、オペレーター、投資主の満足度の最大化を追求することにより、社会に貢献する」ことを理念としています。
一見関連がなさそうに見える「施設投資」と「国民の健康」ですが、ジャパン・シニアリビング投資法人のような企業の手によってつながっているのです。
上場後の、「国民が健康な生活と長寿を享受できる社会の実現」に向けたさらなる活動に注目が集まります。
 
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