ハラルビジネス、知ってますか?

あなたは、ハラルビジネスをご存知ですか?
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出典:tribune.com.pk
ハラルビジネスとは、イスラム教徒向けの商品を供給したり、サービスを提供したりするビジネスのことです。
ハラルとはムスリム(イスラム教徒)の人たちがイスラムの教えの中で口にしたり、身に着けたりことを許されているものを指します。
例えば、不浄な生き物とされる豚や精神を乱すとされるアルコールなどはムスリムにとって厳禁です。
ハラルはムスリムにとって重要なものであり、世界中のどこにいても意識しなければいけないことです。
そしてハラルはムスリムの生活すべてに関わるものであり、そのマーケットは広大です。
今回はなぜ今ハラルビジネスなのかについて触れた後、ハラル認証や日本のハラルビジネスの現状について考察し、まとめていきます。

ハラルビジネス、なぜ今がチャンスなのか

訪日外国人は年々増加しており、その中でも急速に伸びているのがイスラム教徒の人たちです。
世界人口の4分の1はイスラム教徒と言われていて、その70パーセントはアジアに住んでいます。
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編集部作成
そのアジアの中でも特にイスラム教徒の多い、インドネシアやマレーシアから日本に来る旅行者は右肩上がりになっています。
しかし、急速な変化により、日本ではまだハラルに対応できる商品やサービスが少ないのが現状です。
これは大きなビジネスチャンスと言えます。

ハラル認証について

もともとハラルの食品がノンハラル(ハラルでない食品)と接触すれば、それはハラルではなくなります。
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編集部作成
例えばイスラム教で禁止されている豚肉を切ったことのある包丁で、イスラム教で許されている鶏肉を切った場合、その鶏肉はノンハラルになります。
しかし鶏肉を買う時にいちいちそこまで確認するのは手間がかかります。
そこで作られたのがハラル認証です。
ムスリムはハラル認証がされている商品を選んで買うので、ハラルビジネスにはハラル認証が必要不可欠です。
しかし、ムスリムはハラル認証された商品に絶対的信頼を置くので決してミスが無いように注意しなくてはいけないのも事実です。

日本のハラル事情

先進国の中でも日本はハラル対応に遅れ気味です。
しかし、ホテルや観光地などでは、徐々にハラル対応の料理を出す店や礼拝用の部屋を設けているところが増えていっています。
例えば、東京では今、ハラルの日本食料理屋が訪日したムスリムに大人気です。
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出典:faavo.jp
流石に日本酒は置いているそうですが、そのお店は豚の取り扱いを一切やめました。
それほどまでにハラル対応の料理は需要があるのです。
そして、これからは東京オリンピックの影響もあり、ますます訪日外国人は増加するはずです。
ムスリムが過ごしやすい環境を早急に作ることが求められます。

ハラルビジネスを理解できたら

ハラルビジネスについて理解できましたか?
日本ではまだ馴染みのない領域ですが、先見の明がある経営者は既にこのビジネスチャンスに気づいています。
これからビジネスを始めようと考えている皆さんは、これを一つの選択肢として考えてみてください。

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