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起業の決断

起業の決断

BAKE・長沼真太郎代表:丸紅に就職したのは「勝間和代さんの一言があったから」【後編】

今回のインタビューは、株式会社BAKEの代表取締役CEOである、長沼真太郎さんに「幼少期・大学時代の過ごしかた」「前職丸紅での学び」「起業に対して感じていた不安」「経営者として大切にしていること」についてお話を伺いました。

(インタビュアー:菅野雄太、撮影者:須澤壮太)

【経歴】

1986 年北海道札幌市生まれ。札幌の洋菓子店「きのとや」の長男として生まれ、幼い頃から経営者である父の姿を見て育つ。大学卒業後は商社に入社し食品事業部に従事。その後、単身上海で起業を目指すも失敗し、父親の会社であるきのとやへ入社。BAKE CHEESETART の原点となる店舗を企画し大成功を得て、2013 年にBAKEを起業。2014年2月のBAKE CHEESETARTのローンチを機に、クロッカンシューザクザクやPICTCAKEといったブランドを展開し急成長している。

 

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野球を通しての経営の原体験

もともと私の家系自体、父親系も母親系も経営者が多かったんです。

なので、祖父からはよく「ゴザを敷いて商売しろ」と言われ続けてきて。

そういう家庭で生まれ育ったというのも大きいですし、小学校、中学校、高校、全部野球部で、キャプテンもやらせていただいて、何かチームを持って引っ張っていくだとか、一緒に目標に向かってやっていくというのはすごく好きでした

社会人になってもそういうことをやりたいなと思っていたので、そういった原体験が影響している思います。

高校のときに野球部で夏の甲子園を目指していて、大体部員が100名ぐらいいるチームだったのですが、夏の甲子園の予選の1カ月前に監督が不祥事でいなくなるという経験をして。そのとき、胃潰瘍になってしまったんですね。

監督がいなくなったので、私が監督みたいなことをやらなくちゃいけない。キャプテンはプレイングマネジャーだと思うんですが、すごく困難な状況でチームを引っ張っていって、経営に近い監督の役割を担うことはすごく勉強になったし、面白い思いました

ビジネス好きの大学生だった

大学時代もビジネスが好きで、大学は慶応だったんですが、東京大学の起業サークルとかに入ったり、自分で会社と銀行口座をつくって光ファイバーの営業をやったりしていました

あとは2年と3年の間を休学して、アメリカのシアトルに留学していて、シアトルでインターンシップしたりとか、ワシントン大学というところの語学学校で勉強したりしていました。

結局大学には行かず、家に引きこもってビデオばかり見る生活を送っていました。

後半の大学3・4年はゼミに入って、マーケティングを勉強していました。

そんな学生生活をして、その後、丸紅に入りました。

「すぐお菓子屋に行きなさい」

「自分で何かをやりたい」というのを明確に思っていました。

高校ぐらいから何かしらの会社を自分でつくるというのは思い描いていて、父親はお菓子屋をずっとやっているので、父親の跡を継ぐということも考えていたんです。

ですが、その前に自分で会社をやって、ゼロからイチをつくる、組織をつくるというところをどうしてもやりたいと思っていて、それはできれば大学卒業後すぐやろうと思っていました。

 

ですが、就職のときは「すぐに起業する」という選択肢にはならず、やはりどこかでちゃんと勉強したほうがいいというふうに思い、最初はDeNAとかIT企業をメインに就職活動をしていたんですが、あるとき勝間和代さんにメールをしたことで大きく変わりました。

和代さんのブログを読んでいたら、メールアドレスが書いてあったんです。そこにメールをして、「父親がお菓子屋をやっているので、いずれそれを継ぎたいと思います。その前に起業もしたいと思っていますが、それは基本的にお菓子になると思います。今、就職活動でどこへ行くか迷っていて、IT系のベンチャー企業か、インターンシップを経験した投資銀行かコンサル、どれがいいですか?」と言ったら、勝間和代さんは忙しかったと思うんですが1行だけ「すぐお菓子屋に行きなさい」と返事をくれました。

それでもう、「ああ、そうなんだろうな」と思って、お菓子業界だけの就職活動にすぐ切り替えたんです。

大手のお菓子会社もちょっと受けたりして、その中で、大手の総合商社もお菓子事業をやっているというのがわかって、その中で丸紅が一番お菓子のシェアが高いというのがわかったので、丸紅に行くことにしました。

 

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