日本国内においても、イオンからスマホが発売されるなど、様々な企業がスマホ市場に進出してきています。さらに、国内企業のみならず、海外からの進出も数多くみられます。 今回は、日本のスマホメーカーのみならず、AppleのiPhoneをも脅かす中国のスマホメーカー「Xiaomi(シャオミ)」を紹介します。
シャオミ創業者、雷軍氏
出典:http://www.sankei.com/images/news/150106/wor1501060032-p1.jpg
雷軍氏は、Microsoft Officeの互換ソフトを開発する会社での勤務を経て、複数のネットベンチャーを起業しています。その後2010年に、新興スマホメーカー「Xiaomi(シャオミ)」を立ち上げた中国の経営者です。
アップル社のスティーブ・ジョブズを尊敬しており、全てアップルそっくりです。販売方法も徹底的に見直し、広告費を全く使わず、口コミ活用などで低価格と高機能を両立させています。
「Xiaomi」とは?
出典:http://www.mi.com/en/mi4i/
新製品は年間1機種のみと絞り込み、大量生産することでコストを削減しています。「Xiaomi」の高級機種である「Mi4」は日本円換算で3万円台前半であり、そのコストの低さは一目瞭然です。 OSは無料で使用できるなど数々の特徴を持ち、中国で本家アップルとスマホシェアで1位の座を争う企業に成長しています。
今のところ日本上陸の予定はないようですが、ブラジル進出も果たしており、大手事業者数社がすでに「Xiaomi」に接触を図っている状況です。将来、日本進出により格安スマホの台風の目となる可能性が十分にあります。
「Xiaomi」が受け入れられている理由は?
出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8d/Xiaomi_Redmi_Note.JPG
「Xiaomi」が受け入れられている1番の理由は、他社の同等機種と比較すると圧倒的に安いということです。
またネットサービスを使いこなす若者の心理を刺激し、スマホのヘビーユーザーが「安くて高機能のスマホだ」という口コミをしたことで、それがネットの世界で一気に広まり、ファンを爆発的に増やしました。そのニーズの獲得方法についても、他社が真似したくてもなかなか真似できない点だと言えます。
まとめ
「安かろう悪かろう」という中国製に対する不安は、このメーカーについては必ずしもそうとは言えないようです。それは、スマホのヘビーユーザーである若者の心理を巧みにとらえた商品の口コミによる広がり、爆発的な販売実績の継続からもよく理解できます。
機能が増えると同時に、ますます価格が上がっていくであろう日本のスマホ。将来的にはそんな日本のスマホメーカーの強敵となっていく可能性も十分にある「Xiaomi」の、今後の動向から目が離せません。
「Xiaomi」についての詳細はこちら
<PR>その税理士報酬適正ですか?何人でも税理士無料紹介「税理士ドットコム」