病気予防や健康管理というものは、危機感からもととなって行動に移していることが多いです。
そのため、「楽しんで」行うという概念はあまりありませんでした。
そんな中で、楽しみながら病気予防や健康管理ができるサービスを提供する女性起業家の方がいます。
今回は、株式会社ウィルモアの石川麻由氏の魅力に迫ります。
自身の経験が起業のきっかけ
“自身の闘病体験、父の介護経験から医療社会をボトムアップで変えていけるような事業の必要性を感じ、自分にその使命があると思い、起業しました”
“ 病気になる前に、症状で悩まされる前に、自分の努力でできる範囲から、生活者が自分事として生活習慣から、身近な疾患・症状の再発、発症、重症化リスクを低減する支援ができればと思ったことがきっかけです”
出典:http://www.willmore.jp/bus/resa.html
ウィルモアでは、主に製薬企業向けに医師や患者の調査を行っています。
難病を中心として、顕在化されていない声をダイレクトに包括的に把握できる定性調査をしています。
そこでは、具体的な対策を集め、選択肢をマインドマップ形式で一覧化し、生活者の意識、動態を定量化して見せるなど、情報を並べて比較検討できるような俯瞰で表し、予防意識のある方の意思決定に直接貢献しています。
医療サービスも必ずしも医師から患者さんへの一方通行である必要はなく、ウィルモアでは集合知をうまく活用しているのです。
サービスの供給が追いついていなかった
“私たちが子どもの頃には考えられない状況になっているのに、サービスとしての供給が追いついていない、そう感じたことから、2012年より予防領域の中でも、食物アレルギーに特化しサービス提供を進めております”
ウィルモアは、食物アレルギーの方、食事制限中の方のための、○○を含まない食品を探して購入につながるサービス「クミタス」や、バーコードにかざすだけで気になる食品成分が含まれているかチェックできるスマホアプリ「アレルギーチェッカー」を提供しています。
これらのサービスにより、食物アレルギーの子どもの食事に気を配るあまりメニューに苦労しているというような状況にある母親にも、食のもつ楽しさやだんらんを感じてもらえるようにしているのです。
健康のためのサービスをもっと身近に
出典:http://shinrai.or.jp/wp/wp-content/uploads/2015/05/9a22d17a23d1c2a60cfa2c1b8c136a43-200x254.jpg
“健康プラットフォーム上にヘルスケアサービス群を載せていくという設計、ウェアラブルデバイスとの連携なども、増えてきていますよね”
ウィルモアは、最新ITを使い、患者・生活者情報を集めて集合知化することで、健康医療分野での新しい価値提供を目指しています。
さらに、「アレルギーチェッカー」においては健康に関する知識をアプリで提供するなど、誰もが健康に関する情報を入手しやすい世の中をつくっていくために努力を続けています。
まとめ
“健康医療の世界は保守的にならざるを得ない部分もありますが、転ばぬ先の杖ばかりでなく、トライアンドエラーを糧にする余裕を持ちたいと思っています”
一人一人が楽しみながら健康管理に気を配ることができるよう社会にむけた、石川氏のこれからの挑戦にも期待したいです。
ウィルモアについて詳しく知りたい方はこちら
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