ティム・クック氏をご存知ですか?

あなたはスティーブ・ジョブズ氏亡き後の、アップル社CEOが誰なのかご存知でしょうか。
2011年1月、スティーブ・ジョブズ氏が病気療養のため休職することが発表され、当時COO(最高執行責任者)だったティム・クック氏がCEO代行に指名されて以来、現在はCEOとしてアップル社を率いています。
今回はそんなティム・クック氏の素顔に迫りたいと思います。

ティム・クック氏とは?

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出典:itstrike.biz
ティム・クック氏はアラバマ州出身で、現在55歳。
Intelligent Electronics社COOや、IBMのPC事業部で北米ディレクターを12年務めた経歴もあります。
1998年にアップル社に入社し、オペレーション担当上級副社長やCOOを経て、2011年8月24日、スティーブ・ジョブズ氏の引退と共にCEOに就任しました。
 
そんなティム・クック氏は、2014年にゲイであることをカミングアウトし、世間を騒がせました。
アップル社CEOというポジションの今、「自分の価値以上に誰かに何かできる影響力があること」に気づき、「世界中で同じような苦しみを持って生きている人たちを救おう」と決意したのだといいます。
 
セクシャルマイノリティ政策先進国でもあるアメリカでも、まだまだ偏見はまだまだ大きい現実があります。
社会的にも成功しているティム・クック氏の勇気あるカミングアウトは、同じ悩みを抱える多くの人たちに希望を与えました。

ティム・クック氏の睡眠時間

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出典:timesonline.typepad.com
アップル社のような巨大企業のCEOというと、短い眠時間やストレスフルな生活という壮絶な生活スタイルを想像してしまいがちです。
しかし、意外にも世界のCEOやリーダー達は十分な睡眠時間を取っているのです。
 
ティム・クック氏は、睡眠時間もさることながら、その起床時間の早さで有名です。
なんと4時に起床し、部下へメールを送り、ジムでひと汗流すところから1日が始まります。
エネルギッシュに仕事をこなした後は、夜の22時には就寝してしまうのだそうです。
積極的な運動と7時間睡眠こそが、ティム・クック氏の穏やかな物腰や力強いマネジメント力の秘訣なのかもしれません。

ティム・クック氏とスティーブ・ジョブズ氏のプレゼン比較

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出典:matome.naver.jp
スティーブ・ジョブズ氏と言えば高いプレゼン力です。誰でも一度は彼のスピーチの動画を見たことがあるはずです。
シンプルな言葉、綿密な構成、エネルギッシュな姿勢はプレゼンの教科書にもなり、スタンフォード大卒業式でのスピーチは今や伝説と言われるほどです。
素晴らしい前任者の後では、その後任者にも必然的に注目が集まってしまいますが、ティム・クック氏はその期待に見事に応えました。
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出典:lifehacking.jp
柔和な物腰、ゆったりとした口調、観客との親密な空間というプレゼンスタイルはジョブズ氏とは対照的ですが、ジョブズ氏を意識した服装に身を包み、好んで使っていたフレーズを取り入れることで、今もアップル社がジョブズ氏と共にあるように感じられるプレゼンを行います。
ティム・クック氏やアップル社からのジョブズ氏への敬意を表現しているとも言えます。

モラルを大切にするCEO、ティム・クック氏

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出典:www.gizmodo.jp
ティム・クック氏が評価されるのは、慈善事業や社会的な事業へもチャレンジしている点です。
“Apple”というスペシャルなプロダクトを強みに、アップル社はテクノロジーで教育を充実させようとしているのです。
具体的には、ConnectEDというホワイトハウスの公教育イニシアチブに1億ドルを支援し、29州114校にMacBookやiPad、AppleTVなどを提供しました。
「自分自身が公教育のすばらしさ教授してきたからだ」というティム・クック氏の支援から、第二のスティーブ・ジョブズが誕生する日も近いかもしれません。
 
また、ティム・クック氏は、株主総会で「利益だけを追求する投資家はいらない」と発言したこともあります。
全ての電力を再生可能エネルギーでまかなうとするアップル社の計画に対し、ある投資家が「利益につながることだけをすべきではないか」と質問したことへの返答でした。
 
これまでも多くの成功者たちが、大金を慈善事業へ投資しています。
ティム・クック氏もそんな成功者たちに違わず、この広い世界で誰もが平等に暮らせる社会をもマネジメントしようとしているのです。

《ティム・クック氏について》まとめ

昨年アップル・ウォッチを発売し、ますます好調かと思いきやiPhoneの販売台数が予想を下回るなど陰りも見えているApple。
スティーブ・ジョブズ氏という圧倒的なカリスマ亡き後、ティム・クック氏がいかにアップル社を導いていくのでしょうか?
Appleファンかどうかに関わらず、これからのティム・クック氏の更なる活躍に期待したいと思います。

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