自分の好きなものを見たい知りたいという気持ちは誰にでもあると思います。
そんな中で、会社を立ち上げることによって自分が好きな『かわいい』を発信している女性起業家がいます。
今回は、専業主婦から起業家となった、株式会社シュガープラス創業者・加藤美佐子氏の魅力に迫ります。
シュガープラスとは?
出典:http://www.sugarplus.net/index.html
加藤氏率いるシュガープラスは、2009年2月に創業した会社です。
『FAIRLIGHT&STUNNING』を企業イメージとし、それに沿った事業を展開しています。
具体的に、「FAIRLIGHT(fairとBrightの造語。明るいイメージ)」については、日本やシンガポールの読者モデルや著名人等のプロジュース・マネージメント・プロダクション、そして商品リサーチ・アンケート・座談会などを行っています。
また一方で、オリジナルコスメ、雑貨等の企画デザイン販売や20代の女性向け商品プロデュース、企業とのコラボ商品の開発を「STUNNING(素敵な・美しい)」の一環として展開しています。
加藤社長は「表現することが好き」な子供だった
出典:http://colorful-illustration.com/03-draw/054-draw.html
小学校の頃の夢は、漫画家になることだったという加藤氏。実際に、友達と一緒に作品を描いて投稿したりしていたそうです。
そして高校生になると、プロダクションに入ってモデル活動を始めます。
”昔から私は何かを表現することが好きでした。
漫画家さんは、絵や漫画を通して自分を表現する様に、
モデルさんは自分の全身を使って自分自身を表現しますよね”
こう語るように、彼女の夢はいつだって「表現すること」に向いていました。
当時は生放送のテレビ番組に毎日出演していましたが、現場での仕事なだけあって、自分の表現に対する反応がストレートに返ってきたといいます。しかし、その反応にめげることなく「楽しい」と感じていたそうです。
自分の時間を自分のために
出典:http://victorygirlsblog.com/ahmedmohameds-clock-lesson-see-something-say-nothing/
子供が生まれてからは芸能活動を中止し、専業主婦として日々を過ごしていました。
しかし、娘が大学生になった時、大きな転機が訪れます。
“これからは自分の時間を自分の為に使って行こうと思いました。
同じ時期に父親が他界して、死に際に立ち会ったのですが、人の死があっけなく来ることと人生は思いの外短いと言うことを 痛切に感じて、死ぬ時後悔の無いようやりたい事を思い切り全部やろうと思いました”
結婚の際ももちろんですが、子供を持つと親としての時間の使い方をしていかなければならなくなります。そのため、それまでとは違い、自由な時間は少なくなるのです。
子供が自立してから会社を起こす事例が増えているのは、その間の時間を取り戻したいと願う女性が増えているからかもしれません。
専業主婦という、ビジネスとは無縁の世界から飛び込んでいった加藤氏は、臆することなくむしろその状況を楽しんでいたようです。
幼い頃から何事も楽しむ性格だった彼女だからこそ、はじめの一歩をスムーズに踏み出すことができたのでしょう。
『 かわいいもの』が好き
彼女は、『かわいい』という日本語が示す意味はとても広く、また、みんなが好きなものだと語ります。
「 理由はないけれど、好き」といった想いは、なかなか消えることはないものです。
“彼女たちがいろんなところにいろんな情報を発信したりだとか、彼女たちに活躍してもらったりだとか、
それで世界中にいろんなものやかわいいものが広まっていって、日本は元気なんだよっていうのをアピールしたいんですね”
シュガープラスでは多くのモデルを抱えており、彼女たちは商品をプロデュースし、テレビやブログなどで「かわいい」を世界に向けて発信しています。
「かわいい」という言葉は、ある1つの英単語で表すことはできません。この言葉は、非常に広い意味を持っているからです。
日本独自の文化である「かわいい」についてみんなに知ってもらいたいと語ります。
事業をうまく展開していくポイント
出典:http://www.workathomerockstar.com/category/leadership/
つながりもなく、知識もない状態で、加藤氏はどのようにしてネットワークを広げていったのでしょうか?
”会いたい人には必ず会うんですけれども、ただ会うのではなくて、その方にとって何かプラスになるようなことをして差し上げないといけないと思っています。
「やってもらいたい」ではなく、こちらが「こういうことができます」という関係でいるのが一番いいかなと思います”
「会いたい人には会いに行く」
この行動力が、新たなつながりをつくり、商品化につながっているのです。
また、彼女の「ギブアンドテイク」の精神も、会社の成長において欠かすことのできないポイントだと言えます。
こういった中で加藤社長は、何をやりがいにして会社を経営しているのでしょうか?
”自分の夢を形にして、たくさんの方に喜んでもらえる事です。
それと同時に普通の主婦の時ではお会い出来ない 様々な業種の方やトップの方とお会いしてお話が出来る事、本当に勉強になりますし自身の成長にもなります”
多くの人との関わることで、横にも縦にも視野が広がったといいます。
また、「純粋に想像してわくわくしている夢は全て叶う」ということを実感していると語ります。
損得で物事を考えるのではなく、純粋な気持ちは何よりも強いのかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
かつては「クールジャパン」と言われていた日本ですが、最近では「かわいい文化」が世界中に広まっています。
このような時代の流れに乗って、彼女の想いは世界に広まるのでしょうか?
今後も、シュガープラスの展開含め、日本の「かわいい文化」に要注目です!
シュガープラスについてはコチラ