アスリート間の大きな格差

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出典:free-illustrations.gatag.net/
毎日テレビやインターネットなどで情報が入る、スポーツ業界。
 
報じられているのは全体の何割ほどでしょうか。
 
プロスポーツ選手という華やかなイメージとは裏腹に、現実ではお金に困り現役生活を断念する人がいるほど、格差の激しい世界です。
 
特に注目されないマイナースポーツの選手は、スポンサーがつかず、遠征費や備品を自己負担するケースが多いのです。
 
アスリートにはどうしても”お金”という問題が常につきまとうのです。そんな現状をインターネットの力で解決しようとするサービスがあります。
 
それが「SPO-STA.com」です。
 
「SPO-STA.com」はITリテラシーの低いスポーツ選手やチーム、団体を対象に、手軽に自分をアピールできるWebサービスを提供しています。
 
今回は「SPO-STA.com」を紹介し、格差を埋めるビジネスモデルについて考察していきます。

100万人が登録する「SPO-STA.com」

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出典:www.spo-sta.com
「SPO-STA.com」は、ITリテラシーの低いスポーツ選手やチーム、団体を対象に、手軽に自分をアピールできるWebサービスを提供しています。
 
現在100万人のスポーツ選手が登録しています。
 
「SPO-STA.com」はスポーツ選手に必要な要素である、才能+努力+経験に加え、大切な「ファンの応援」をネット上で獲得できることを謳い文句としています。
 
自分のサイトを簡単に作れるだけでなく、会費の設定やオンラインストア、クラウドファンディングも行うことができます。
 
資金を集めることが困難なスポーツ選手を支えるだけでなく、資金を集めることができるはずだった選手の機会損失をなくすことができそうですね。
 
またスポンサーやトレーナーのマッチングなどの個別支援制度もあり、スポーツ選手に必要なツールがこのサービス1つでできてしまうのです。
 
次に導入事例を紹介します。

導入事例

プロテニスプレイヤー 長谷川梨紗

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出典:r-hasegawa.spo-sta.com
プロテニスプレイヤーの長谷川梨紗さんは主に寄付の目的でサイトを設立しています。
 
支援金は遠征費,コーチ依頼費,施設利用費,ラケット等のメンテナンス費,消耗品費に当てられています。

クロスカントリースキー 石川謙太郎

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出典:kentarou-ishikawa.spo-sta.com/
クロスカントリースキーのJOC強化指定選手である石川謙太郎さんのオフィシャルサイトです。
 
こちらも寄付目的の使用です。クロスカントリースキーという種目では日本でのメダルはまだなく、日本人初金メダルを目指して練習するための費用を「SPO-STA.com」で集めています。
 
またマイナー競技であるクロスカントリースキーのわかりやすい解説も載っています。
 
このように「SPO-STA.com」では、スポーツ選手が簡単に自分の応援サイトを作ることができます。
 
ITリテラシーが低いスポーツ選手やチーム、団体、またマイナースポーツ選手にとって、自分をアピールできるツールがあるのはありがたいですね。

格差を埋めるビジネスの可能性

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出典:www.mag2.com/
ITリテラシーの低いスポーツ選手が使えるサービスを提供する「SPO-STA.com」のような、何かの格差を埋めるようなビジネスモデルは世界共通で求められています。
 
業界の格差、経済の格差、情報の格差。〇〇の格差は私たちの身の回りに溢れています。
 
そのような格差を解決するビジネスモデルは非常に社会性がありますが、いきなりその領域でビジネスをしよう!と思い立たずに、「なぜこんな格差があるのに誰も解決しようとしないのだろう」、あるいは「なぜこの格差を解決しようとしている会社が成長できていないのか」という分析を行うようにしましょう。
 
社会性のあるビジネスプランでも持続可能でなければなりません。

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