最近では政策などの効果も相まって、女性の活躍が盛んになってきました。
しかし、「起業・創業」面においては、まだまだという認識を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回はその難題にチャレンジする女性起業家、株式会社クック・チャムの藤田敏子社長についてまとめてみました。
女性市場をターゲットにしたビジネスモデル
藤田さんが代表を務める株式会社クック・チャムでは「心あたたまる町のおかずやさんをつくる」というコンセプトのもと、ほとんど手作業で行われる手間をかけたお惣菜で作った日替わりメニューを提供しています。
創業の地は愛媛県であり、地方と合わせて63店舗を展開しています。
最近は東京にも進出しているそうです。
注目すべきポイントは女性の感性や目線で常にメニュー開発を行い、地域密着のあたたかいおもてなしで、女性起業家ならではの女性市場をターゲットにしたビジネスモデルです。
また藤田さんは「女性の感性や目線で市場開拓すれば、いろいろビジネスチャンスがある」という考えをもっており、ビジネスへの取り組みが評価されて、女性起業家大賞を受賞されたようです。
女性の雇用も創出
どういった方を雇って事業展開しているのでしょうか。
実は様々な地域で展開しているお店の七七%の店長が女性で、それら店長を含めた全従業員ベースで見た場合、女性の比率がなんと九九%にも及ぶようです。
また、短い時間に合間を縫って働いてくれる主婦の方などを「パートナー社員」と呼び、単なるパートではなく、ビジネスのパートナーとして雇用しているそうです。
女性の雇用の創出、また働きやすさについてもしっかり考えている方です。
食へのこだわり
各店舗では毎日50~100種類のお惣菜がずらりと並んでいます。
展開している地域ごとに顧客のニーズが変わってくるため、現場のお店が調査したデータなどに対応してメニューづくりを行っているそうです。
「食事とは人を良くする仕事」を理念に食へのこだわりもかかさない方ですね。
女性にとって働きやすい環境が女性起業家によって作られている
藤田さんのような女性特有のセンスで起業し、雇用創出のみならず、新たなビジネスモデルの先進例をつくりだせる且つ働く女性を支援できる方が増えればもっと経済は活性化するのではないでしょうか。
他にも注目すべき女性起業はたくさんいます、ぜひいろんな方の活動を知ってください。
▼クック・チャムのwebサイトはコチラ
http://www.cookchum.co.jp/index.html