女性のキャリアも多様になっていて、学生の間に起業する人もいます。
以下でご紹介する竹村氏は、サロンモデルと美容師の両方の課題を理解した上で事業を展開しています。
今回は、美容師向けのサロンモデル検索サイト「Coupe」を立ち上げた、竹村恵美氏の魅力に迫ります。

美容師の友人の存在

”美容師って街で可愛い子を常に探しているんですね。しかし、中々モデルを見つけることはできないし、声をかけても無視されることが多いらしいです。平日は普通に働いて、休日にモデルハントをしているので休みも中々ない。さらに駅の近くなどでモデルハントをしていると、警察の方に注意されてしまうことも多々あるらしく本当に苦労しているんです。なので、その力になりたいと思ったのがキッカケです”
大学生で起業するという発想を持つ人は少ないですが、彼女の場合は、身近に美容師の友人がいたこととモデルの友人が多かったことが起業の原点だと語っています。
身近な人の問題を解決するため、自分の経験や人脈が、後の起業に役立ったと振り返っています。

ITベンチャーでのインターン、そしてプログラミングを学び、起業へ

"就活をする前にアナウンサーになりたいと思っていましたが、自分には向いてないと思うことがありました。そんな折に、縁があったITベンチャー企業でインターンを始めました。そこでプログラミングのすごさを見て、「私もプログラミングをできるようになったらかっこいい!」と思い、10日間のプログラミング講座を受けました。そしてその学んだ知識で何か作りたいと思って作ったのが「Coupe」です"
自分の適性を知り、その過程で「自分で何かを作りたい」という想いに至ったようです。
やはり、アイデアを実現するための手段として、プログラミングは有用だと思います。

苦労したマネタイズとマーケティング施策

"マネタイズに関しては、美容師が薄給であることに加え、webサービスに対してあまり明るくない人が多く、Webサービスで課金をするのが容易ではない。広告収入に関しても、かなりニッチなサービスであるため現状は見込めず資金繰りと今後のマネタイズが1番の課題となっている"
モデルのスケジュール管理や時間管理も苦労したそうですが、サービスを継続する上で大事なのはマネタイズです。
上記の言葉の通り、初めのころは資金繰りに苦労したようです。
美容師向けに始めたサービスですが、実際は、美容師以外(アパレル会社や広告会社)からのオファーも多いようです。130名以上のサロンモデル(しかも美男美女)がいることは、他にはない付加価値だと思うので、様々なマネタイズの着地点が想定されます。

これからのCoupe

"今は読者モデルという言葉がとても浸透していますが、読者モデルという言葉のブランドよりもサロンモデルという言葉のブランドをCoupeがあげていきたいと思っています"
彼女は今、美容師向けのモデル紹介からスケール拡大を考えています。他企業との業務連携やコラボも積極的に行っていて、過去にはUberや、表参道界隈で有名な美容師とのコラボも実現しています。
一方で、サロンモデルという名称の浸透や、美容師向けのサービスの拡充にもこだわっていると思います。
2015年夏には、美容師がサロンモデルに直接交渉できるサービスもリリース予定です。

まとめ

”嬉しい事も沢山あります。「私たちも力になりたいです」と言ってPRを積極的に手伝ってくれるモデルちゃんには本当に感動しました。今では沢山の有名サロンの方々に使って頂けて本当に嬉しいです。Coupeのモデルを使った作品がそのサロンのページに可愛く載っていると、本当に幸せです”
美容師とモデルをつなぐサイトをつくりたいという熱い想い。さらに、自分自身でサイトを作ってしまう、その実行力には脱帽です。
つまり、身近な問題を解決しようとする意識と、アイデアを実現するスキルがあれば、起業できる、ということです。
竹村氏に続き、熱い想いと行動を兼ね備えた女性が増えることを期待しています!

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