学生起業と聞くと、なんとなく大学あたりからだろうか?というようなイメージがわきますが、もっと早くても起業すること自体はできます。
実際に中学生から起業したというような方もいて、時々メディアに取り上げられています。
今回は中学生から学生起業した、株式会社GNEX・三上洋一郎氏について紹介いたします。

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プログラミングをより多くの仲間と楽しくするために

“株式会社GNEXはもともと、中学2年の4月の時につくった学生団体が発展して出来ました。何か一緒に楽しいことをする仲間を集めたいと思ったのが、学生団体をはじめたきっかけです。Twitterのプロフィールにプログラミング言語が書いてあるアカウントを約1,000件リストアップして、そのうち100人くらいにWEBサービスを一緒につくらないかと呼びかけました(http://garage-working.com/archives/4006より抜粋)”

三上氏は、自分の趣味であるプログラミングをより多くの仲間と楽しくするために学生団体を作り、それを会社として立ち上げることにしました。
ただ、登記ができる年齢が15歳以上だったので、登記を実際にした時期は中学3年生の末だったそうです。

1つのアイディアに共感する人同士をマッチングする

“Bridge Campでは、必要な器材や場所、人を集める手伝いをするほか、Tent同士が活発に議論をし、お互いのプロジェクトに意見を出し合える場も提供する。この意見交換の場をCampと呼び、カテゴリにこだわらず、多くの視点から意見を求めることができる。ユニークな視点からの意見が、そのプロジェクトをまた違った方向へと導いてくれるはず(http://startbiz.jp/atcl/it/gnex.htmlより抜粋)”

この会社は、いろいろな考えやアイディアを持っている人たちが提案し、それに共感した人が、お金や資材などを提供してアイディアを実現していくことを支援するサービスとなっています。
お金以外をマッチングする点で、クラウドファンディングとは異なります。

「自分の価値だけで生きていける社会」の実現へ

“最終的には全ての人たちが、自分のやりたいことで家族を養っていける社会ができればいいかなって思うんですね。職業としてやりたいことっていうよりは、解決したい社会の雰囲気みたいな話なんですけど。ただ今の就職というレールに乗ってできるか考えたときに、なかなか難しいだろうなって。何十年も働く中で、確実にやりたいことの軸がブレるだろうと思っているんです。転職を余儀なくされるみたいな話で。そのとき心配せずに、自分の価値だけで生きていける社会っていうのができないかなって”(http://careerhack.en-japan.com/report/detail/401より抜粋)

彼自身が、起業をして高校を中退して現在に至り、彼は多くの人が自分自身の価値観を大切にできるような世界を作りたいと思っています。
彼は今後も大学進学を目指したりなど、自身がやりたいことを常に考えながら事業以外の活動も行っています。

まとめ

“自分の通っていた高校は中高一貫校で、同級生の間では「MARCH以上の大学に行けなかったら終わり」みたいな話があったんですね。それってすごく生きづらい、多様性がないって感じて。別に大学に行くことが絶対じゃないし、一流企業以外での仕事もありますし。人それぞれ自由なんですけど、僕は居心地の悪さというか、もっとダイバーシティみたいなものがあればと思っていました(http://careerhack.en-japan.com/report/detail/401 より抜粋)”

実際、自分の価値だけで生きていくことは難しいかもしれません。しかし良い大学に入って良い会社に入る、という働き方は今後変わっていくはずです。
アメリカでも優秀な人ほど起業したり、ベンチャー企業に就職する傾向にあります。日本でもそういった文化が根付けばいいと思います。
三上氏は、「世の中を常識を疑い、自分の価値観を信じて行動する」ことを実践した学生起業家であり、ぜひ生き様を参考にしてください。
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