2014年12月、フリープラスは政府の観光事業の拡大方針を背景に、約1億円の資金をVCから獲得しました。
未公開会社ではあるものの、比較的大きめの調達額です。
今回はフリープラスの事業をビジネスモデルフレームワークに当てはめて説明していきます。
ターゲットは日本に来る外国人観光客
フリープラスのターゲットは海外から日本に来る観光客です。
海外の観光客を増やしていこうとする日本政府の方針を受け、代表の須田氏の「人生に残る思い出を作る」という想いが、海外の観光客向けのサービスへとなったようです。
最高の日本旅行の思い出を提供する
フリープラスでは、海外の方に日本がどのような魅力があるのかというようなことを発信し、実際に日本に観光に来ていただくことによって、日本の素晴らしい価値観をより大きく提供できるようにすることを目指しています。
具体的には外国人に向けて、日本旅行の思い出を最高のものにするためのサービスを提供しています。9言語に対応していて、現場のスタッフもある程度の裁量を与えられているようです。
収益の柱はSEO、今後は海外の旅行会社
フリープラスの事業領域は訪日旅行事業とインターネットメディア事業に分けられます。
特に後者の中でもSEOサービスが収益の柱のようです。
前者は大きく分けて、3つの仕事があります。
・海外の旅行会社への営業
・旅行の企画、見積りの作成
・ホテル、バス、ガイドをベースとした各種手配
つまり、海外の旅行会社に企画・提案を行うことで収益を得る形となっています。
少数精鋭による事業運営
ウェブサイトによると、社員の半分が訪日旅行事業に従事していて、インターネットメディア事業は全体の25%となっています。
(http://www.freeplus.co.jp/recruit/member/member_data/より引用)
つまり、収益の多くはSEO部の少数精鋭が生み出し、海外の旅行会社向けの営業等に注力しているようです。