「Facebookのビジネス版」として大きな成功を収めているLinkedIn。
創業者であるReid Garrett Hoffman氏は、Facebook立ち上げ時にも投資家として積極的にサポートしており、今やLinkedIn、Facebookの2つのソーシャルネットワークメディアに関わった最も成功している人物の一人として評価されています。
今回は同社のCo-founder兼会長であり、ベンチャーキャピタリストや作家としても活躍しているHoffman氏についてご紹介します。

LinkedInの立ち上げ~「影響力のある人間になる」マインドを持ち続け、仲間と起業

LinkedInは、ビジネスを中心としたプロフェッショナルソーシャルネットワークサービスとして2003年にアメリカで誕生しました。3年後にはユーザー2000万人、2013年には200以上の国や領土で2億5000万人までに登っています。20を超える言語で利用され、売上は現在で1600億ドルを超えています。
本サービスの立ち上げの中心人物がHoffman氏です。1967年にカリフォルニアに生まれ育ち、世界規模で影響を与える人になりたいと偉大な夢を持っていました。スタンフォード大学時代は、大学教授兼有識評論家を目指していたといいます。そのような「影響力のある人間になる」マインドを持って、ビジネスの道を目指すようになりました。
1994年にアップル入社後は、ソーシャルネットワークサイト、eWorldの立ち上げに関わります。富士通勤務を経て、本人にとっては初の創業となる、SocialNet.comを1997年に発表しました。2002年にSocialNetを去った後は、それまで非常勤役員として従事していた電子支払いシステム、Paypalのコアメンバーとして活躍しました。
そして2003年に再度SocialNetおよび富士通時代の仲間と入念な準備のもとLinkedInを立ち上げ、誰でも知るところとなる急成長成功企業にまでなっています。

シリコンバレーで鍛え上げられたマインドセット~「事業の失敗から再挑戦へ」

このような輝かしい実績を持っているHoffman氏ですが、先ほど紹介したとおり、LinkedInを立ち上げる前に、世の中で初めてのソーシャルネットワークSocialNetを立ち上げました。今でこそアイディアが画期的であったと言えるものの、ソーシャルメディアが台頭する7、8年前はまだ世の中に受け入れられていませんでした。
しかしすでにPaypalの重役メンバーとして評価の高かったHoffman氏は、同社の非常勤役員からCOOへ転身し、問題解決のエキスパートとして同社の成功に大きく貢献しました。その後、同じメンバーと立ち上がり、LinkedInという違った視点からのビジネスモデルで再挑戦し、成功を収めました。
「シリコンバレーは場所ではなくて、マインドセットそのもの」という言葉を、まさに実行している人物と言えます。

シリコンバレーの後継者へ~「誰もがみんな実業家」

「今の世の中は、誰もがみんな実業家である。気づいているかは別として」

(Brainyquotes抜粋)
というHoffman氏は、今後個人が自分ブランドを創造していく時代と提唱します。
時代を大きく変えるため立ち上げたLinkedIn。現在第一線からは引いていますが、ビジネス本や自己啓発本の作家活動をする一方、実業家たちを資金面で支援するエンジェルとして、いつも世の中の動きに目を向けながら新しいビジネスモデルを見つけ投資し、数々の成功ケースを生み出し続けています。
誰もが日常生活で「こんなサービスあったらいいな」と思うことがあると思います。そこから一歩踏み出した人が起業家であり、Hoffman氏の言葉は、誰もが起業家になりうることを示唆しています。
ぜひアイデアがある人は行動してみてください。それが世の中にイノベーションを起こす可能性を秘めているのです。
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