女性のライフワークとビジネスを両立させた女性独特の視点でサービス作りを行い、起業家志望の若いメンバーと一緒に立ち上げ、後の独立支援をするといったスタイルで起業支援も行う村田マリ氏。
学生の頃からコミュニティーサイトを運営し、最初に入社した会社で事業立ち上げを実践しながら、起業家としての経験を積んでいます。
自分で事業を立上げ様々な困難を克服し、現在は2013年末に立ち上げた「iemo株式会社」のCEOで、スマートフォンによる読める住まいや暮らしのメディアを運営しています。
今回は村田マリ氏のキャリアについてご紹介します。
Contents
女性独特の視点からのサービス作りを展開
学生時代からコミュニティーサイトを運営し、収益をあげていました。
新卒での入社はサイバーエージェント、それも3年で独立したいということを宣言しての入社でした。
新入社員の頃から新事業立ち上げのプロジェクトに参画し、起業家としての実践経験を積みました。
男性には負けないという自信、そういったサービスを作るといった強い気持ちが伝わってくる女性起業家の一人です。
上手にいくサービスの見分け方は、市場の大きさと市場の変化をとらえること
最初の会社を辞めて、コントロールプラスという会社を立ち上げ、Webサイト制作の受託事業からソーシャルゲームに転身しています。
市場の大きさはもちろん、DeNAやGREEがオープンプラットフォーム化をしたタイミングで参入した判断がよかったと言われています。世の中のちょっとした変化を敏感に捉えることができたのが功を奏したといえます。
ビジネスに対する嗅覚は、例えばスマートフォンに乗り換えるタイミングで、「これからスマホコンテンツ、アプリ、ビジネスなど何が流行っていくか」「人の生活がどう変わるか」、また市場の大きい衣食住の中から住を選んだことなど、いくつかの事業立ち上げの経験から培われたものだと思います。
ただ彼女は次のようにも言っています。
「ソーシャルゲームで成功したときに思ったのが、ちゃんとブームに当てにいくとその波の力によって、遠くまでいけるように、沖に出て波を待っている状態にしておかないといけない。その意味では常にアンテナを高く張っておかなければならないのです。」
考えているよりもすぐ動くこと。初動が大切
雇われ経営者だった父親の影響を受けて、雇われずに起業家として成功するため、新人の頃からいくつもの新事業の立ち上げに関わってきました。
「クリエーターとして物づくりが好きだと言っても、迷っているのは好きではない」と考える村田氏。
以前よりも市場の変化も激しく、新事業の立ち上げもスピードも速く、周囲にすぐ模倣されてしまうという状況では、素早い初動が大切です。
考えているだけでなく行動に移すことが重要です。最初から全てが見えているわけではなく、本人の粘り強い真剣な姿勢に周囲がついてきて、また応援する人も出てくるのでしょう。
海外に住んでも、女性企業家として情報発信
子どもの喘息と病気治療のため暖かい環境に住環境を移しました。
シンガポールは、子どもを育てながら働く母親にとっては大変暮らしやすい環境だったので、決断も早かったようです。
その決断の裏には人には言えない悩みもあったのかもしれませんが、住環境をシンガポールに移してからも女性企業家として、精力的に活動しています。
現在は、日本の外から世界の潮流を睨みながら情報発信を続けています。
まとめ
女性起業家として、連続起業家(シリアルアントレプレナー)として活躍している村田マリ氏。
現在は家づくりのプラットフォーム・サイトを運営している「iemo株式会社」のCEOとして活躍しています。
起業家として経験を積んでいくなかで、
「ビジネスにおいては思慮深いとか女性らしいなんてことは捨てて、やりたいと思ったことは行動しなさい」
と言っていて、
「シリアルアントレプレナーはおすすめで、女性ならではの感性でビジネスを起こせば、男性とは全く異なり差別化できる」
と話しています。
女性起業家の共通点は、女性ならではの発想がサービスのコンセプトに活かされている点でしょう。
iemoも男性経営者にはまず作れないと自信をもって断言しています。
社会環境が大きく変わる中で、女性として何とかしなければという強い思いと行動力こそが企業家の原点ではないでしょうか?
村田マリ氏が創るサービスに期待しましょう。
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