最近では、色々なロボットが開発されるようになり、CMなどで見るような機会が増えてきたのではないかと思います。
ロボットが身近に存在する世界も、そう遠くないのかもしれません。
今回は、エボルタやロビといったロボット開発を手掛けている株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長 高橋 智隆氏についてご紹介します。
成り行きで起業?
”たまたま研究室で作ったロボットがおもしろいということで、特許をとって商品化することになったのです。だったら起業した方がいい、それなら京都大学の学内入居ベンチャー第1号として応援してくれるということで、成り行きで始めました”
彼は起業については特に考えていなかったようですが、ロボット研究によって特許が取得できたことにより、周囲からの勧めで成り行きで起業したようです。
学生起業家を見ていると、「なんとなく」や「成り行き」で起業されている方が多いと感じます。きっかけな些細なことだとしても、若者の行動力には驚かされることもしばしばです。
仲間としてのロボット
事業内容としては、主にロボットの開発を中心にしているのですが、その他にも小学生向けのロボット教室を開いてたり、ロボットを美術館へ展示したり、ロボット専門店のアドバイザーなど多岐にわたって事業を広げています。
”何か人の代わりに作業させるためでなく、一緒に暮らす仲間として、私はロボットを提案しています”
「人間の手間を省く」だったり「代わりにやってくれる」という働きをもつロボットが最近は多い気がしますが、彼はそうではなく、あくまで人間とロボットの共存の世界を作り出そうとしているのです。
自分の感性を活かす
”簡単には自分がやりたいことが見つかるとは思いません。だからこそ、自分たちの若い感性を活かしながら積極的に色々な活動に取り組んでほしいですね”
現在の会社を始めるまでに、文系⇔理系の転向や大学の再入学など、自分のやりたいことをすぐに見つけ出せなかった人も少なくないと思います。
しかし、そのようなときでもしっかりとその時のことに向き合って勉強していったことで、色々な視野が広がり今につながっているのだと思います。
自分の感覚に素直に生きている、そういう印象を受けます。
ニーズより先に何かを生み出していくことが必要
”これからは、何かをおもしろがる発想とか、遊びのような発明とかが求められていて、それが実は産業になるし、人の役にも立つ。だから、求められる人材も変わってきているのです”
これからは単にいいものやその時の顧客のニーズというもののみを追求するのではなく、何か自分が面白いものを作っていくべきであるとしています。
これからうまくいくという保証もなく不安も多いなかで、こういったことができる人こそ、世に受け入れられるものを作ることができるのだと思います。
まとめ
このように、「みんなが楽しいと思えるようなものが作れた時こそ、その会社は大きく成長できるので、挑戦を恐れずに行動しないといけない」ということが大事です。
今何かに迷っている方は、ぜひ恐れずに挑戦してみましょう!
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