12月10日、情報教育事業を手がけるクワンティ株式会社が、株式会社ヒトメディアから資金調達を行った。調達額は明らかにされていない。調達した資金は、教育機関向けの開発に充てられる見込み。
⇒プレスリリースはコチラ
ライターの視点
ヒトメディアは教育と異文化領域に特化したインキュベーション事業を行っています。
今回は情報教育、特に小学校・中学校・高等学校向けのインターネット/イントラネットサーバの構築・運用を行っているクワンティへの出資です。
クワンティはLinuxサーバとインターネットのセキュリティについて「誰もが安全に使い易く」をテーマに産学協同の研究開発を行い、その研究成果を還元しています。
近年、IT人材の確保が難しくなり、彼らの市場価値はますます高まるでしょう。そういった問題意識もあったのか、教育の段階から、より情報教育を行いやすい環境を作ろうという会社がクワンティです。
ビジネスのパートナーが学校ですし、日本以外にも展開可能なので、サービス自体が魅力的だったのでしょう(ソフトウェアの更新方法が特許認定されているのも、強みといえます)。
クワンティはどこまで先を見て事業をしているのでしょうか。今後の動向に注目しましょう。
会社概要
クワンティはパッチ(修正プログラム)の検知と適用機能を持つQloc Engineを中心に展開している。
製品としては、Linux パッチ適用自動化ツール「Qloc Engine 」や小学校・中学校・高等学校向けインターネット/イントラネットサーバ構築・運用管理「e-Elic's」を提供している。
クワンティは日本や米国、中国など複数国でソフトウェア更新方法に関する特許認定を受けている。
設立は2000年、本社は東京都中央区にあり、代表取締役は寺澤 陽一郎氏である。