8月4日、メガネ小売りのオーマイグラス株式会社は、産業革新機構等から9億円の資金調達に成功した。引受先は株式会社産業革新機構と株式会社リヴァンプベンチャーズ、ニッセイ・キャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社の4社。調達した資金は福井県鯖江市での企画製造体制の構築や小売大手との業務提携に充てられる見込み。
オーマイグラスは鯖江の眼鏡産業業者と連携し、インターネットで度付きメガネやサングラス等を販売している。アフターサービスも充実していて、13社・全国1,200店舗の眼鏡小売店と提携関係を結んでいる。会社の設立は2011年、本社は東京都品川区にあり、CEOは清川忠康氏である。
プレス・リリースの「地域発のモノづくりのグローバル展開」という表現からわかるように、産業革新機構はオーマイグラスの事業の成長性を評価したようだ。経営体制のサポートを行うため、社外取締役を派遣することが決まっている。世界的な老齢人口の増加を考えると、確かに高品質で納得がいくまでメガネを選ぶことができるサービスはニーズがありそうだ。今後の動向に注目したい。