東京の渋谷界隈にはITベンチャーが多く集まっていて、特にアプリ開発の会社が多いと言われています。
しかしゲーム業界は当たり外れが大きく、数年以内に人気を獲得できるアプリはごくわずかなので、各社は生き残りをかけて必死です。
そんなアプリ開発者のため、アプリ収益化のトータルサポートを行う株式会社メタップス(以下、メタップス)が『マネタイズモデルの異なる人気アプリ成功秘話を、一挙公開。』というテーマのイベントを開催しました。
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前半はゲストスピーカーの講演、後半はフリートークセッションとなっています。
前半

スピーチ① 株式会社メタップス 事業統括部 ゼネラルマネージャー 原 周平氏

自社アプリにとって最適なマーケティングを行うためには、データの収集と分析が重要

まずは主催者であるメタップスの原氏のスピーチでした。内容はメタップスの事業内容の紹介と最近のアプリプロモーションの動向についてです。
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Metaps Analyticsでは、アプリ内部や広告効果だけでなく、競合アプリやマーケット(アプリストア)の分析ができるようです。
自社アプリにとって最適なマーケティングを行うためには、データの収集と分析が重要であり、そのデータを基に、内部施策や集客の最適化を行うことが大事だと説明しています。
また、非ゲーム系アプリにおいても、ブーストプロモーションが今でも有効であると解説します。
App storeでは前日のダウンロード数(以下、DL数)がランキングに影響するので、短期間でDL数を増やすための施策(リワード広告の活用)が必要です。
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さらにメタップスの分析によると、13時頃から幾分かの出稿を行い100位以内にランクインをさせ、再び17時からボリュームをかけて出稿を行うことで効率よくランキングを上げることができる、ということがわかりました。
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また、原氏はユーザーの獲得手法について、「ユーザーにはコアユーザーとアクティブユーザー、暇つぶしユーザーが存在し、コアユーザーを獲得することが大事」であり、「人気が出れば、暇つぶしユーザーは低単価で獲得できる」と説明しています。

スピーチ② bento.jp 小林篤昌CEO

「欲しいものを欲しいときに」お弁当を届ける。競合はコンビニエンスストア

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渋谷界隈で働いていれば、一度は耳にしたことがあると思うサービスです。
bento.jpは「2クリックで、20分以内に、800円のお弁当」をデリバリーしてくれるサービスです。現在は渋谷区と港区(六本木のみ)で配達しています。
配達は自転車やバイクで行い、半自動で配達員のアサインを行っているようです(半自動の理由については、フリートークのところで説明します)。
「ほしいものをほしいときに」というコンセプトで弁当を届けているので、競合としては他の弁当配達の会社ではなく、コンビニエンスストアを考えているようです。

スピーチ③ 株式会社リクルートライフスタイル Airレジプロデューサー 大越 知高氏

PRや提携は「世の中からどう見られたいか」が大事

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Airレジとは、無料で使えるPOSレジアプリです。POSレジの機能が無料で利用でき、オフラインでも利用可能です。端末が壊れてしまっても、データが消えることはないようです。
B to Bのビジネスであるため、特に顧客との信頼性・誠実性を大事にしているようです。
マーケティングに関しては、まずプロダクトありきで考えることを前提とし、「ブランド」「アライアンス」「PR」のキーワードで展開しています。
「世の中からどう見られたいか」を特に大事にし、やろうとしている理念が一緒なら連携するそうです。
クラウド会計のfreee、決済サービスのSquare、鮮魚卸の八面六臂など、今年だけでも多くの提携がありましたね。
もともとアジャイル開発は3チームで10~50人で回していたようです。開発案件出しについては店舗へアルバイトとして参加し、何の機能が必要か考えていたとのこと。
今ではスクラム開発を12チーム、50~100人で運営しているようです。
後半はコチラ

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