10月15日動画マーケティング支援の株式会社LOCUS(ローカス)は、ニッセイ・キャピタル株式会社とみずほキャピタル株式会社から1億8,000万円の資金調達を実施した。調達した資金は、営業人材を中心とした人材獲得による体制強化と、動画制作の負担を軽減し効率化を図るためのシステム開発に充てられる見込み。
【ライターの視点】
2014年は「動画元年」と呼ばれていて、近年マーケティング(特に広告)分野で動画が注目されています。Youtubeで動画を再生すると、動画広告が流れますよね。動画は短い時間で自社サービスの魅力を伝える有効なツールとしていろんな場面で活用されているんです。
今回資金調達したLOCUSは、2019年の株式上場を目指していることをプレスで発表しています。成長資金を得て、事業展開を加速させるための調達だと思いますが、注目されている業界の中で、LOCUSがどうして調達できたのでしょうか。
1つは最初に述べた「市場が成長しているから」でしょう。写真共有サービスのInstagram(インスタグラム)は2013年10月に動画の広告配信を導入することを発表していますし、2013年11月にはヤフーがビデオ広告事業に本格参入することを決めています。サイバーエージェントの調査でも2014年の動画広告市場は前年比2倍になると予想されています。
もう1つは、動画制作の実績を高く評価されたことでしょう。設立5年で600社以上の制作実績があり、あらゆる業種、あらゆるステージの会社の動画制作に関わっているのはLOCUS の強みです。
1年間で5つの新規事業を行い、動画×〇〇の分野で革新し続ける点はぜひ注目したいですね。個人的には「動画クラウドファンディング」や「動画クラウドソーシング」が興味深いです。動画ビジネスには、まだまだビジネスチャンスがあるかもしれませんね。
【会社概要】
LOCUSは新卒採用向け映像、教育・研修向け映像の企画を行っている会社である。品質・価格を売りに、5年間で600社の映像制作に関わってきたようで、外部のクリエイターとのネットワークが広い。会社の設立は2010年、本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役は瀧良太氏である。