いよいよ夏本番といったところだが、ご存知の通り毎年夏になると水難事故が増加する。
警察庁によると、2014年の水難事故による死者・行方不明者数は合計して740人である。
注意喚起を促すものの、いまだ多くの人が犠牲になっている現状である。
そんな中、リストバンド型救命道具『Kingii』と呼ばれる救命道具が発明された。
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『Kingii』とは
出典:https://www.indiegogo.com/projects/kingii-the-new-standard-in-water-safety#/story
『Kingii』とは、水難事故を防ぐリストバンド型救命道具である。
開発者が水難事故で友人を失ったことをきっかけに、同じような事故を無くそうと考案された。
日本でも取り扱いを開始し、2015年10月以降に出荷予定である。
特徴
『Kingii』の特徴は大きく以下の3点がある。
出典:https://www.indiegogo.com/projects/kingii-the-new-standard-in-water-safety#/story
①コンパクト
従来のライフジャケットなどに比べコンパクトであり、持ち運びに適している。
腕に巻きつけるくらいの小さいものであるため、水遊びの妨げにもならず、利用しやすい。
②使い方がシンプル
レバーを引くだけで浮きが膨らむ仕組みである。
ただし、操作性については子どもでは使いにくいのではないかという意見もある。
③一瞬で浮きが膨らむ
空気が入るまでおよそ1秒であり、一瞬で浮きが膨らむため、水難事故のリスクを減らすことができる。
ネット上の声
『kingii』に対するネットでの感想・評判はどうだろうか。
『いいじゃんリストバンド型の非常用浮き袋「Kingii」、溺れそうな時、1秒で膨らんで水上へ』
(twitter:@RenHuuka 2015/7/16)
『溺れた時ってこんなに冷静に器具のスイッチ入れられるかな?
ライフジャケット代わりにはならない気がする…』
(twitter:@dokikoYAMAMOTO 2015/7/25)
ネットでの評判では、まだまだ半信半疑のユーザーが多いようだ。
特に日本では水難事故が多いため、懐疑的な意見が多いのだろう。
子どもが実際に操作できるほど簡単なのかという意見も多数あり、ある程度の水深になったら自動で空気が入る仕組みも必要なのかもしれない。
また、ライフジャケットと違い、海上に上がったとしても、息を吸うためには『Kingii』に掴まって息を吸い続けなければならない。
そのため、あくまでも何か起こった時の緊急救命道具という認識が正しいであろう。
まとめ
『Kingii』にはまだまだ懐疑的な意見も多い。
けれども、日本で毎年起こっている水難事故の件数の減少には大いに役立つであろう。
特に川辺などで子どもと一緖に水遊びを楽しみたい大人たちにとっては、必須アイテムになりそうな予感だ。
『Kingii』について詳しく知りたい方はこちら
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