一流コスメブランド「ipsy」を経営するミシェル・ファン(Michelle Phan)氏。
彼女は貧しい状況にいましたが、YouTubeで動画を投稿することで成功者の仲間入りをしました。
元々学歴と人脈がなかった状態から成功した彼女の経歴は起業を志す方にとって、参考になるかもしれません。
貧しかった幼少期
"子供の頃は安定した生活だったとは言い難いです"(YouTubeより)
ミシェル・ファンの子供時代は悲惨なもので、父親は蒸発してしまい、貧困に苦しんでいました。
そんな時、母が再婚し彼女には新しい父親ができました。
しかし、その父親も蒸発してしまいました。
ミシェル・ファンの生い立ちにはやさしい父親はいませんでした。あったのは貧困だけ。
アルバイトをしていましたが、まともな稼ぎではなく、ただただ貧困生活を送っていたようです。
人種差別
フロリダの学校に通っていた彼女は、当然のように人種差別の対象になります。
アメリカ南部に位置するフロリダでは、アジア人であるベトナム人は差別の対象だったのです。
彼女は学校の中でも少ないアジア人だったので馬鹿にされ、からかわれていました。
そのつらさを紛らわすために、自分の空想に浸るようになったといいます。
こうしているうちに転機が訪れます。
高校に通いながらアルバイトを始めた彼女は、自分のメイクの記事をブログに書くようになりました。
コンスタントに記事を書いているうちに、メイクの方法についての記事を読みたいという人が大勢いることに気が付きました。
そこで始めたのがYouTubeです。
YouTube一本に絞る
ミシェルは自分のメイクの過程をYouTubeにアップするようになりました。
この動画は反響を呼んで、広告収入で利益を得られるまでになったのです。
このタイミングでアルバイトを辞めてYouTube一本に絞りました。
その努力が実って一流コスメブランドのランコムの目にとまり、彼女は「IQQU」という自分のブランドを立ち上げ、化粧品の販売を開発しました。
好きを貫く
幼少期から思春期まで、苦しい思いをしたミシェル・ファン。
その彼女が成功した秘訣は、自分の好きなものを徹底して続けたという点にあります。
「好きを貫く」
こう語っているミシェル・ファンは、YouTubeで、得意のメイクに関しての丁寧な記事と動画を載せていきました。
起業で身を立てたいと思っている方には金言といえるでしょう。
やみくもに働いてもお金がついてくるわけではありません。
好きでもないものに情熱をかけても、自分で自分が嫌になり、顧客に情熱が伝わらないのではないでしょうか。
まとめ
「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。
自分の好きなものをビジネスにして成功したミシェル・ファンの経歴は、起業を志す方だけでなく、多くの人に共有できるものがあるはずです。
ぜひ参考にしてください。