苦しい時期を乗り越えた阿部氏が、大切にしていること
困難を乗り越えて
出典:http://quant-trader.jp/fundely-3137-ipo/
創業当初は食材のECサービスを手がけていましたが、現在のようなビジネスは全く考えていなかったと言います。なぜなら、彼自身が”食”のプロというわけではなかったからです。
しかしある時、「健康的な食を提案し、それが医学的な数値で成果として表れれば、これほど面白いソリューションはない」 「おいしさや便利さは数値で測れないが、血糖値などの検査数値であれば成果が目に見え、消費者に受け入れられるのではないか」と考え、現在の健康食の宅配サービスをスタートしました。
滑り出しは好調で、首都圏で100件ほどの顧客がつきましたが、いくら顧客が増えても物流コストが高くついて一向にもうからないという厳しい現実がありました。
”自分の給料も出せず、お米すら買えない時期もありました。その頃は実家から食料をもらっていました。会社の電話もほとんど鳴らず、クレームでもいいから電話がかかってこないか、と本気で思っていましたね(笑)”
この言葉からも、いかに苦難を強いられていたかがよくわかります。
しかし、そんな困難を乗り越えることができたのは、負けず嫌いな性格と「生活する人の応援になるような仕事をしたい」という強い想いがあったからです。
大事なのは「幸せを願うこと」
出典:http://kimamana-topic.com/1140.html
会社の理念として、「お客さまの健康を心から願うこと」を掲げているファンデリー。
保険業の営業マン時代に感じた「お客さまの喜びを本気で願う」ことの重要性が、今も阿部氏の中では仕事をしていく上で欠かすことのできないものとなっています。
また阿部氏は、「健康になって欲しい」と心底思っていれば、成績を気にしないで強い気持ちを持ち続ける事ができるといいます。
”本当に喜びを覚えるのは、多くの人に無条件で喜んでもらえたとき。たんに数字をあげても、それは会社の中での価値観だけの話です。本当の意味での満足感が働く人の真の動機づけになるのだと思います”
このように阿部氏は、お客さまの喜びを心から願ってさえいれば、自ずと結果はついて来ると考えています。
彼の考えからすれば、長い目で見ると”社会のためになるかどうか”でビジネスを判断したほうがいいということが言えるでしょう。
まとめ
いまの時代、「自分に役立つかどうか」「得かどうか」で自分の行動を考えがちです。
しかし、物事を大きく変化させる事ができる人は、阿部氏のように「見返りを求めずに、ただ人の幸せを願える人物」なのかもしれません。
ファンデリーについての詳細はこちら
<PR>その税理士報酬適正ですか?何人でも税理士無料紹介「税理士ドットコム」