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フロントエンドとバックエンドとは
フロントエンド・バックエンドは、商品を販売する際に使われる考え方です。
フロントエンドとは一言で表すと「つかみの商品」です。バックエンドとは「本当に売りたい利益率が高い商品」を表します。
今回は実店舗からwebマーケティングにまで幅広く応用が利く経営の基礎知識、「フロントエンドとバックエンド」について特徴と、
どのような場面で使えるのかについてご紹介したいと思います。
身近なフロントエンド・バックエンドの例
フロントエンド・バックエンドの考え方はWebマーケティングで活用されることが多いです。
よく見るものの例として、英語学習法やダイエット方法、ビジネス商材などを無料で公開しているメールマガジンが挙げられます。
無料配布の際にメールアドレスを登録してもらい、本当に買ってほしい高額な情報商材の購買につなげる手法です。
その他にも化粧品の無料サンプルや塾のお試し期間などもフロントエンド・バックエンドの考え方が使われています。
お試しの化粧品を利用していただき、有料商品の購入につなげるという考え方です。
このように分かりやすい使われ方もありますが、一見分からない場面でもフロントエンドバックエンドは使われています。
ハンバーガー屋や牛丼店における、安価でシンプルなハンバーガーや牛丼はフロントエンドにあたり、
後のセットや新商品などの利益率の高い商品、すなわちバックエンドに繋げるという販売方法です。
他にも実店舗における商品の陳列方法などにも、フロントエンド・バックエンドの考え方は使われています。
高級な紳士服を販売している店の陳列は、入り口付近に安価なネクタイやシャツ、後ろに高額なスーツが販売されていることが多いです。
販売者側が本当に売りたい商品はもちろん高額なスーツです。
安価なシャツやネクタイと、スーツをセットで購入すると安く買えるという謳い文句で、高額商品の購買につなげるという手法です。
これらの例でフロントエンドとバックエンドの大体のイメージはできたと思います。
ここからは実際にビジネスで活用する際に、どのような点を気をつけなければいけないかについてご紹介していきます。
フロントエンド・バックエンドを使用する際の注意点
顧客の購買までのフローは、フロントエンドで顧客をつかみ、バックエンドで利益率の高い商品の購買に繋げるという流れで行われます。
ここで重要な点は、フロントエンドの商品は安価でかつ質が高いということです。
当然のことですが、つかみの商品が質の低いものでは顧客を獲得できません。安価で質が高いということは、もちろん利益率は低くなります。
その反対にバックエンドでは販売コストの割に高額な商品が多く、利益率が高い商品を売るのが特徴です。
そのため大事なことはいかに上手くフロントエンドからバックエンドに繋げるかということです。
まとめ:常にフロントエンド・バックエンドを意識しよう
上にいくつか挙げた以外にも、フロントエンド・バックエンドの形で商品を販売しているケースは数多く見受けられます。
普段何気なく使っている商品やサービス、通っている店舗の陳列などを意識することで、
いざ自分が販売者側に立った時の参考になる販売方法が見つかるかもしれません。