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エフェメラルSNSとは
若者主体のコミュニケーションツールだった『SNS』は、時代の流れとともに30代~40代の社会人もFacebookやTwitterを利用するようになり、私たちの生活に定着しました。
出典:www.tabroid.jp
SNSの発展と共に、『SNS疲れ』という言葉が生まれました。
人目を気にしなければならない点やついついSNSを中心に自分の行動を考えてしまい、振り回されてしまう点を表した言葉ですね。
SNSの投稿は消えず、未来永劫残っていくもの(もちろん消去は可能ですが…)という点がこれまでのものでした。
しかし今、投稿がある一定の期間を満たすと消えるという、“消えるSNS”『エフェメラルSNS』が虎視眈々とSNS市場シェアを獲得していっています。
ジャストシステムの最新調査(スマホ所有者1000人が対象)によると、エフェメラルSNSのユーザーは、SNSユーザー全体の10.9%と約1割ということが判明しています。
編集部作成
今回はそんなエフェメラルSNSの代表的な4つのアプリを紹介します。
エフェメラルSNSの代表的4つのアプリ
①Snapchat
出典:phandroid.com
エフェメラルSNSのユーザーのうち7割のシェアを占めているのが、この『Snapchat』です。
アメリカのティーンを中心に流行していたものが、日本では、主に女子高生、女子大生で人気になっています。
写真を撮ってその場で気軽に加工でき、友達に送ったり、自分ストーリーというものを作ることができます。
最大の特徴は一般的なSNSと違い、友達に送った写真や動画は、一度見ると10秒以内に消えてしまうという点です。
②See Saw
出典:appllio.com
この『See Saw』というアプリはSnapchatと同様に、写真や動画を1秒から8秒までの消去タイマー機能を付けて送ることができます。
Snapchatと違う点は、相手が『See Saw』をダウンロードしていなくても、他のSNSで送ることができることです。
③Wickr
出典:www.addictivetips.com
『Wickr』は、SNSの中でも最もセキュリティが高いアプリと言っても過言ではありません。
それはメッセージの消去タイマー機能だけでなく、米軍採用の暗号通信やスクショを撮ることができないなどの保護機能が沢山あります。
他人に見られたくない内容や、ビジネスの大切な情報のやり取りの場面で使用されることが想定できますね。
④TonTon
出典:www.appps.jp
Cocone社が提供している『TonTon』は、メッセージが一定時間経過すると消去されるSNSです。
送信を長押しすると送信されるメッセージのサイズが大きくなったり、画面を2回タッチすると、通知のみを相手に送ったりすることができます。
⑤Beetalk
出典:www.whatphone.net
タイのスタートアップ企業で、送信した情報は15秒で消えるようになっています。
『Beetalk』はタイで急成長中のSNSです。日本よりもマレーシアやシンガポール、ベトナムを中心に利用者を拡大しています。
エフェメラルSNSがこれからの主流SNSとなるのか⁈
エフェメラル系SNSは現在多くの種類があり、いずれもこれからの市場を獲得していくと考えられます。
誰かに常に見られているSNSで、疲れたなぁ、と思っている人は、エフェメラルSNSに移行してみてはどうでしょうか。
また、ビジネスシーンにおいても、メッセージを消去されている方が好ましい場合が存在します。
そんな時にこのエフェメラル系SNSが活躍するでしょう。
そのようになった場合、twitterやfacebookでも投稿を時間設定で消去する機能が出てくるかもしれません。