2015年4月28日、株式会社クロスカンパニーは、株式会社バスケットの株式を100%取得し、完全子会社とした。これにより、ITを通じた日々の生活における様々なニーズに応える生活周辺サービスの垂直統合を進めていく見込み。
ライターの視点
バスケットは、インターネットを通じて宅配クリーニング事業を行う企業です。
ネットで注文をして宅配業者が専用のボックスで衣類を引き取ります。
提携する工場でクリーニングを行い、最短5日でユーザーの元に届ける仕組みです。
料金はワイシャツで240円からとなっています。
競合はあまり多くはありませんが、YJキャピタルやジャフコが出資するホワイトプラスの「リネット」などがあります。
そのバスケットを完全子会社化したクロスカンパニーは「earth music&ecology」などのアパレルブランドを展開しています。
しかし、2015年1月期よりファッションビジネスだけでなく様々なシーンでのライフスタイルを提案する事業を視野に入れて活動を進めてきました。
その結果、関係の深いクリーニングという事業にも視野を広げ、今回のような子会社化に至ったのでしょう。
今後はITの発展と普及を踏まえ、ビジネスモデルのイノベーションにも取り組んでいくようです。
今回のバスケット子会社化の決め手は、「ネットとリアルの融合」にあると思います。
最近では、このネットとリアルの融合に関するサービスを提供する企業は増えてきています。
しかし、バスケットは、より生活に密着したサービスであるという点が特徴だと思います。
今後は、お互いのノウハウを生かすことでさらなる事業拡大が見込めます。
クロスカンパニー社の行ったバスケット社の子会社化という決断は、「インターネット・ライフスタイル事業」戦略の第一歩です。
これから新しいサービスが登場し、人々の生活がより良いものになることに期待しましょう。
会社概要
バスケット株式会社は、「Basket」というインターネットを通じたクリーニング受付サービスを提供するITソリューション企業である。2015年からは様々なサービスを展開予定。
設立は2014年4月、所在地は東京都渋谷区にあり、代表は松村映子氏である。
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