グノシーやスマートニュースと並び、キュレーションメディアの代表格とも言えるキュレーションマガジン「アンテナ」。
今回は「アンテナ」の創業者である、杉本哲哉氏の魅力に迫ります。
Antenna杉本哲哉氏が起業したきっかけ
"既存の調査会社には変化の速いインターネットビジネスを検討するのに十分適した会社はありませんでした。もっと早く安く手軽な調査サービスはないものか考えたのですが、どこにもなかったんですね。「ならば自分でやってみよう」と考えたのがマクロミル設立のきっかけです(GoodFind)。"
杉本氏はインターネットリサーチ会社マクロミルの創業者としても有名です。
上場会社だと、思い切った新規事業に取り組みにくいと感じたため、別会社を作ることを決意したようです。
"ユーザー個人が何に興味関心を持ってるか、時事のニュースを次々見せていって、それに反応する人、しない人という感じに、オン、オフ、オン、オフってやっていくと、その人の興味関心軸っていうのがわかるんじゃないかって、まずそれを見ていこうと思ったんですね。...(中略)...より趣味性が強いもの、ライフスタイルに近いものを提示して、オン、オフを取っていったら、ちょっと違うかもしれないと思って。じゃあ、それをどうやって取っていくといった時に、Antennaの原型を考え始めたんですね。(HORIEMON.COM)"
Antenna・杉本哲哉氏の生い立ち・人柄
"小3から劇団を結成して、自分でつくったストーリーを台本に仕上げ、毎年の学芸会で披露する。...(中略)...親の勧めもあって、中学受験をしています。小2くらいから父がいろんな参考書を買ってきて、「今日は何ページまでやること」と毎日課題を出してくれていました。...(中略)...いつだったか、参考書の解答ページの隠し場所を見つけたんですよ。こっそりそれを見て完成させた課題を父に提出したら、思いきり怪しまれ、「俺の目の前でもう一度やってみろ」と。何度かそんな危機を迎えましたが、あの父とのやり取りが、僕の貴重な「切り返しトーク力」と、丁々発止の「瞬発力」を鍛えてくれた(DREAM GATE)"
杉本氏は神奈川県横浜市で幼少期を過ごし、友達にも恵まれ、勉強も非常にできた子どもだったと聞きます。
進学校の私立中学に進学するものの、8ミリフィルムにはまり、映画の道を志します。映画監督という夢を目指し、結果として早稲田大学社会科学部に進みます。
"小学生時代の劇団も、中学で始めた映画づくりも、僕はいつも人をまとめてモチベーションを高めながらひとつの方向へ導いていた。その役割が好きなんだと(DREAM GATE)"
その後リクルートに就職し、リクルートの仲間数名とマクロミルを立ち上げます。
Antennaの今後
出典:business.antenna.jp
2015年10月、Antennaは500万ユーザーを突破し、ますます勢いを強めています。
さらに2016年1月にはANAと提携し、ANAラウンジでデジタルコンテンツの配信を開始することを発表するなど、外部とのコラボを着々と進めています。
「オトナの好奇心を刺激する、豊かな生活を提案」するメディアとして確固たる地位を築きつつあるAntenna。今後の展開に注目しましょう!