人とのつながりで立ち上げに成功
人とのつながりで立ち上げに成功
サイトをオープンする段階で登録スペースがないと話になりません。
サイトに来たけど品物がない状態だともう二度と来ないので、登録スペースをほぼ一人で集めるのが非常に大変でした。
営業に行ってもモノがない中では理念に賭けてもらうしかないというところが非常に大変でした。良かったのは、前職の繋がりなどいろいろな人が紹介してくれたことです。
私自身、営業電話が苦手で今までほとんどしたことがありません。
今回のビジネスも、なんとか紹介で100スペースほど集めてオープンに漕ぎ着けることができたのは良かったです。
キャッシュはどんどんなくなるので大変でしたが、本当に優秀なメンバーが来てくれました。人の面は本当に恵まれていると思います。
私自身、前職で事業の立ち上げを結構見ていたこと、先輩やベンチャーキャピタルで働く妻からいろいろな知識を得られたので、あんまり予想外はなく、着々とやれました。
面白いスペースを発信
我々の会社のビジョンは「チャレンジする人を増やす」「世の中を面白くする」ことを掲げています。それをするために世界中のあらゆるスペースを流通させるプラットフォームを作っています。
そのためにはまず、どれだけユニークなスペースを我々のマーケットプレイスに確保できるかが大事だと考えています。
このスペースはこういう使い方じゃないとダメとか、どうしても固定観念が出てしまいます。
それはなぜかというと、見たことがないからなんですよね。
例えばお寺でこんなことしたら楽しい、映画館を貸し切ってパーティーをしたら楽しい、などあらゆる選択肢を用意して、手をかけて世の中に発信することで、こんな面白い使い方があるんだいうことを知ってもらいたいです。
シェアリングエコノミーのビジネス自体がまだまだ認知も低いですし、やはり体験しないとわからないビジネスです。
ここ1年程度、体験してもらうことを行っています。2年目、3年目はより使いやすく、当たり前にしていきたいと考えています。
あとはスペースを増やし、ホットペッパーやぐるなびを見て飲食店を探してブッキングするようなスムーズな流れで、場所を押さえてパーティーをする、打ち合わせするという世界を作っていきたいなと思っています。
組織面は、どれだけ自分より優秀な人を採用できるかを徹底していきたいと思っています。
採用は命だと思っているので、優秀なエンジニアのカルチャーを発信してメンバーをどんどん集めるのと、ビジネス開発チームも、志に共感した腕利きのメンバーを集めて強いチームにしたいと思ってます。
ダイバーシティも大事にしています。若い学生でバリバリ働く人もいれば、子供を迎えに行くために3時半には帰るけどバリバリ働く方もいます。
また、いろいろなタイプの国籍の人も採用したいと思います。
無駄な失敗をなくすには、まずは組織に入るべき
私が社会人になった2000年当時からすれば、環境もインフラも、社会的にも非常に起業しやすくなっていると思います。ですので、本当にどんどんチャレンジしていただきたいです。
とはいえ、いきなりやるよりは小さな組織やこれから伸びるようなところで修行すると非常に良いと思っています。
無駄な失敗をしなくなり、安定して起業できます。
少し年を取っていても、その経験が生きてできることはたくさんあります。
私自身37歳という遅いタイミングで起業しています。
家族や子供ができると、リスクがあるからといって大企業にしがみつく人も結構います。やり方次第ではチャンスだと思うので、ぜひチャレンジして欲しいなと思っています。
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