教育で重視していることとは?
”人間味のある”人材を採用
まずは、当社の考え方やビジョン、方向性を理解してもらうということが重要です。
逆に言うと、能力だけの採用っていうのはしませんし、学歴も一切見ません。人間として魅力があるというところを非常によく見ています。例えば、こだわりの趣味を持っていたり、コミュニケーション能力が高かったりだとか、あとは沢山の本を読んでいたりといったようなことです。
そういう人間味のあるスタッフが入ってくると、今いるスタッフも活性化されて、より素晴らしい人間になっていく。そういう考えのもと、「人間味のあるスタッフ」を採用の基準にしています。
特徴のある教育について
社員のコミュニケーション活性化には力を注いでいます。やはり、お互いを知るということは大切です。
社員の能力を開発する前に、まず社員の能力を知るということが非常に重要だと思っています。
具体的には、例えば6階のフリースペースで各部署がランチをしたり、ビリヤードスペースや卓球スペースがあったりだとか、遊びを通してお互いを知ることもできます。
他には、今年からは旅行企画をしていまして、それは、行きたい場所を1人のスタッフがあげて、それにある程度のメンバーが揃えば、そのツアーが実施になるというものです。そして、その旅行の費用は会社が一部負担しています。この前は、沖縄に十数人で行っていました。
何故そこまで社員のコミュニケーションに力を入れるのかというと、お互いを知るということも重要ですが、例えばビジネスでもそれ以外でも、ちょっとした悩みがあるときに、一緒に働いている身近なスタッフには相談しづらいケースがあると思うんです。
それが、他の部署の仲の良いスタッフに相談できたりするとそういった課題は解消できたりもしますし、あとは、よく知らない人から仕事を頼まれるよりは仲の良いスタッフから頼まれた方がやりがいもあるし、その人のためにやってやろうという気も出てきます。そういう点でも、活性化できたりするというところがあります。
組織文化として大切にしている2つのこと
経営者として忘れて欲しくないということは2つあります。
1つ目は「必要な商品力」です。
よく考えられた商品というのは、お客さんの感動を産み出して、感動というものが最終的に付加価値になって、口コミとして広がって、営業や広告のバックアップに繋がると考えています。
成果では「ある1つの数字に執着しない」ということが大事です。それより、「このサービスを何のために始めたのか」「何で自分たちが集まっているか」を理解するのが重要です。
逆に言うと、付加価値のない、顧客に感動を与えないサービスは、企業の中で存在価値はないと思っています。
もう1つ重要なのが、「組織力」です。
顧客の感動を産み出す商品を作っていくには、組織力は不可欠です。この組織力を作り上げていく上で重要なのは、やはり優秀な人材を集めていくことと、それに伴う教育体制が整っているということです。
ただ、優秀な人材といっても、単純に学歴で測っているものではありません。それよりも、様々な能力を個性として認識するということが重要であると思っています。
教育体制に関しても、単なる座学ではなく、生き方までも含めていくことで初めて強固な組織ができます。そういう個が集まって密集し、チームワークをつくり、1つの大きな課題に取り組んでいくことが大切です。
組織構築に悩んでいる人へ向けて
組織の構築や事業の拡大においては、やはり人の成長が重要です。そこで重要なポイントというのは、3つあると思っています。
それは、「業務の必然性が分かる」「その成果が体感できる」「自分の任される範囲が拡大していく」ということです。
ですから、どんな業務であっても単純に「これやってよ」という感じではなくて、その業務が必要な理由も示して、その仕事に対してどういう成果があるのかを明瞭化する必要があります。
それが実現できたらどんどん業務を拡大していくという、任せる範囲を拡大していくことも非常に重要になってきます。
それができれば、人の成長と会社の成長がリンクできる会社になると思っています。
やはりスタッフにとって、自分の成長がそのまま会社の成長に反映されていくというのは非常にやりがいがあることだと思います。
その上でもやはり重要なのが、単に必要な能力で採用や組織構築をしていくのではなくて、組織として何を目指していくのかというビジョンや方向性を共有しながら組織をつくっていくことであると思っています。
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