今回のインタビューは、ピクスタ株式会社代表取締役の古俣大介さんに「人」をメインにお話をうかがいました。
(インタビュアー:菅野雄太、撮影者:高田梨菜)
経歴
1976年9月生まれ。多摩大学在学中に、コーヒー豆のEC販売、女性向け古着販売を開始。その後大学4年次に株式会社ガイアックスにインターン入社。正社員入社後、営業マネージャーとして2つの新規事業部を立ち上げた後、2000年9月に子会社の立ち上げに参画、取締役に就任。
2002年1月に有限会社万来設立。飲食店舗向け販促デザイン事業を開始。
2003年3月に撤退し、美容健康グッズのEC事業を開始。2年後に年商1億円となる。
2005年8月、株式会社オンボード(現、ピクスタ株式会社)設立し、2006年5月からマイクロストックフォト「PIXTA」の運営を開始、現在に至る。
「インターネットでフラットな世界をつくる」という想い


起業の当初というのはなかなか採用が難しく、特にピクスタのようなウェブサイトがメインになる事業では、やっぱりエンジニアやデザイナー、ディレクターのような専門型人材が非常に重要になってくるんですけども、そういう方々は今の時代特に採用が引く手数多になっていますので非常に難しかったです。
創業の時はやることは山のようにありますので、たくさんのやることがあって必要な人手が足りない時期になかなか採用がうまくいかなかったです。
3,4年くらい前に15人というところから2年くらいで40人くらいになった時期というのがありまして、目が届かなかったりとか意思や意図が伝わらなかったりという問題は結構起こりまして、そこはやっぱりいいマネージャーとかマネジメントメンバーがちゃんと育って、メンバーのモチベーションをうまく上げながらやって行ってもらうという体制がいかに取れるかというところが大事かなと思います。
自分たちがどういった想いを持ってこの事業をやっているか、私たちでいうと「インターネットでフラットな世界をつくる」という、誰でも才能を生かせる機会をつくっていくという想いを持ってやっていまして、それをいかに世の中に発信したりとか伝えていけるかっていうところで努力をしました。
それが徐々に浸透されていくにつれて採用にも直結して、うまくいい人が採用できるようになったという面はあります。

マネージャーには「経営者と同じ目線」でいてほしい

基本的には全体最適という視点を持っていて、会社の理念やビジョン、戦略を経営者と同じような目線で理解して、それを自分の言葉で部署のメンバーにちゃんと伝えられて、自分のチームがどういった方向に向かっているのか、どういった貢献ができるのかというのをちゃんと定義して、それを一人一人の部署の現場に落とし込んで一緒に目線を上げながら部署の目標を達成していく。
それをメンバーひとりひとりと横で伴走しながらやっていけるようなリーダーシップを持っているマネージャーが理想かなと思います。

メンバーはみんな「ピクスタ」が好き


僕らは理念を大事にしている会社ですので、理念に共感して入社していただけるメンバーというのがほとんどです。
この理念を元にしたピクスタというものが非常に好きで、ユーザーを尊重して、一緒にサービスを作っていこうとしています。
ユーザーにとって価値があることというのが一番大事ですので、非常に組織もフラットだし、メンバー同士の関係もフラットなので、常に全員がユーザーを見ながらどういった価値を高めていくかとか、そのためのサービスはどういうものかというのを考えてもらえているようなメンバーが揃っている感じです。

どういう人と働きたいか

自律自走型の人材と言ってるんですけど、やっぱり自分でユーザーを見てどういった貢献ができるか、もっと良くするためにどうしたらいいのかというのを自分の持ち場や部署の中で常に考え続けて改善をし続けられるような人材が良いかなと思っています。
 
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