佐藤代表が上場を意識したきっかけ
IPOをするのにふさわしいタイミングだった
明確に意識したタイミングは特にありませんでしたが、会社を設立してプライベートカンパニーにするという意思はなかったので、タイミングを見ていずれは株式公開を意識をしていました。
今回のIPOのタイミングは、今23ある店舗の大型の出店投資が終わって、いよいよ利益が出るフェーズになったということがあります。
また、ちょうど9月で10期目を迎えたのですが、今まで9年間失敗を繰り返して社内の熟練度が上がり、社内体制も営業の成績もIPOをするタイミングにふさわしいのではないかということで、IPOしました。
みなさんに聞かれるんですが、実はあまり大きな変化はなく、上場前も上場後も日々の仕事は変わりません。
営業の現場である店舗においては、「上場したので信頼できます」「知っています」といったお客様が増えたようですが、取り立てて忙しくなったということは特にありません(笑)
上場までの苦労はほとんどなかった
苦労というのもそれほどなく、我々は創業の時からISO(国際標準化機構)の取得をしており、社内のガバナンス体制は結構しっかりと作っていました。
私自身もマーケティングをずっとやっていたので、マーケティングとか事業ドメイン戦略も最初の方に作っていました。
あと、私が前職でこの業界で6年経験を積んでいるので大きく苦労したということはありませんでしたが、人が増えて店舗が増えて、そういったところの社内のマネジメントや組織づくりは初体験のところが多かったので、少し苦労しました。
やはり最初は私がけん引しますが、けん引をしすぎると組織が弱くなってしまうので、マネージャーのみんなに権限移譲するタイミングやその裁量のボリュームのバランスは常に状況を見ながらやっていました。
事前に知るよりも経験の方が大事
未来に起きることが全部わかっていたら、そんな楽なことはないと思いますけど(笑)
逆に、知らないで体験することも非常に大事ですので、もちろん前職で学んだことや友人知人から学んだこと、書籍で学んだことなどの知識は当然役に立ちます。
ですが、経営だけに限らず、人っていうのは自分自身で失敗体験を積み重ねていかなければ成長できません。
ミスをミスと認め、どうやってリカバーするかという経験の方が大事なので、僕は知識よりも、体験して改善していくスピードの方が大切かなと思っています。
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