10月の5億円の資金調達の背
10月の5億円の資金調達の背景
今回、日本ベンチャーキャピタルのロボット事業を1つの中心とした、1社当たり最大で5億円の出資をいただくけるファンドから出資を受けました。
今回ATRという、京都で主に生活ロボット関係を開発されている企業と、複数のドローンを遠隔上で制御していくアルゴリズムを一緒に作ろうという技術開発の話があり、そこに対して出資いただいたということになります。
何をイメージしているかといいますと、現在は「ワンオペレーションワンドローン」と言われる、1つのドローンを1つのオペレーター、いわば基地局が制御していくという状況なんですが、これからはおそらく複数のドローンが1つのミッションを達成していくような時代フェーズに入っていくのではないかということを見込んでいます。
そこで、「ワンオペレーションマルチドローン」というシステムを、今のうちから開発していって、色々な方々に貢献できればいいな思っています。
もちろんいきなり合意というわけではなくて、もちろん研究開発のフェーズに分けて、分割するような形で資金を出資いただきました。
読者へのメッセージ
やはり、大学の研究の中でも日本国内ではアメリカに比べるとスピードアップせずになかなか事業化していかないという問題が1つあると思っています。
私たちは、早くから自分たちの研究シーズが見つかったら、広く周知していくことが結構重要かなと思っています。
そこに出資をしていただくのは、日本国内ではかなりハードルが高いんですけれども。
ただ、情報発信をしていると、数年前より徐々にプロフェッショナルの方々が、そういった技術シーズを持っている方々の周辺を固めて、徐々にビジネス化して行こうというサポーティブな体制が整ってきていると思います。
ですので、そういうビジネス化という観点では、あまり研究活動に固執することなく、もっと大学の研究者、あるいは事業シーズを持っている技術者の方に声を大きく情報発信をして、色々な方々と役割分担を明確にして連携を取っていけばビジネスモデルは出来上がります。
そこに今度は資金が入ってきて、それが今度は法人格になって動いていくという流れができていくと思います。
私はまず、そういう技術シーズを持っている方は情報発信を積極的にしていくことが大事なのかなと思っています。
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