えふしん氏がCTOを務める中で大事にしていること
人生をかけてジョインしてくれる人に報いたい
BASEは最初は学生の組織みたいな形で上手くいっていて、今のエンジニアのリーダーをやっている結城という者は、大学を中退してBASEにジョインしていました。彼は最初は休学してやっていて、戻るか戻らないかの中で中退を選んでいました。
このように、人生をかけてジョインしてくれている人たちがいるので、この人たちにちゃんと報いたいというのが鶴岡の想いとしてあり、そのための組織固めということで「CTOとして参加してくれないか」と言われていました。
その部分を引き継いでいこうと思っているので、一番大事なのは、会社がどうにかなるというよりも、今コミットくれてるしてくれるメンバーや今後入ってきてくれるメンバーに「BASEに入って失敗したな」と思わせないようにするということです。
そうすると当然、会社として成長していくことがすごく大事になるので、それを作り続けたいなと思っています。
起業志望者に向けてのメッセージ
起業する目的が大切だと思っています。特にウェブサービスやアプリは目立たなかったり成長できなかったりするので、自身が「既存の企業では出来ないようなことをやりたい」と強烈に思うかどうかというのがすごく大事かなと思います。営業とは違う視点なのかもしれないけど、プロダクトを作る視点だと、そこが一番大事だと思っています。
たとえば、今では大企業になった会社も10何年か前はみんなベンチャーでした。当然彼らも、それまでの会社にないものがあるから会社を辞めて起業しているわけなので、そこで既存の企業で出来るようなことだったら、別に起業しなくてもいいのではないかと思います。
そうではく「自分がやらないと、世の中何も変わっていかない」ということが見つかったら、ぜひ頑張ってほしいと思います。
ベンチャーでしかできないこと
ベンチャーの大部分は、小さな組織でどうやって大企業の出来ないことをやっていくか、もしくは、彼らがあえてやらないこと、やれないことをしていくかということを目指しています。
人もお金も限られた中で何か面白いことをやっていくと、「すごい」と思ってもらえるということが、ベンチャーの醍醐味だと思います。