事業が大きく拡大した2つのポイントは?
2つのターニングポイント
ターニングポイントは2つあり、1番最初のターニングポイントは初めてエンジニアに出会った時で、もう1つは自由が丘にリアル店舗を出した時だと思っています。
1つ目は、クリックオンケーキという通常のデコレーションケーキのECサイトをやっているときに上手くいかず、ピクトケーキという写真ケーキのサービスを始めた時です。ピクトケーキでは、お客様にカスタマイズしてもらえるようなシステムをつくりたかったんです。
その際に、”マック”という21歳のアメリカ人と出会いました。
当時私は社員1人と一緒に住んでいて、部屋が1個余っていました。そこで、Airbnbで1泊3,000円ぐらいで1部屋を出したんです。
そこにやってきたマックはたまたまエンジニアで、何でもつくれるということだったので、彼にお願いをしたらピクトケーキのシステムを全部つくってくれました。
そこから、いわゆる普通のウェブサイトだったものが、エンジニアのパワーを使うことで、お客様にとっての価値も格段に上がって、そこから事業が凄く上手く行き始めたというターニングポイントがありました。
多分マックがいないと展開していないです。外注ではなかなかできなかったと思います。
なぜなら、自分たちにあまりイメージがない中で外注先とやりとりするのは難しいからです。マックは内製化どころか一緒に暮らしましたので。
「6時間寝る」というのがうちの会社の決まで、夜何時に寝るかというのもみんなの同意が必要なんです。
ほぼ同じ家に住んでいて、1人が起きていると寝られなくなるので、12時に寝たら6時起きでそこから仕事をするんですけど(笑)
一緒にやりながら、都度確認をとり合いそのシステムをつくれたので、外注では成し遂げられないことで、内製化以上のものができたと思っています。
店舗のターニングポイントとしては、一番最初の新宿のお店はそこまで大ヒットではなかったのですが、自由が丘に本店をつくったことです。
チーズタルトの専門店で単品しか売らず、かつ小型店で、お金はあまりかけずというようなスタイルなのですが、その自由が丘の店舗は、通常の店舗の3倍ぐらいお金をかけました。
そのときはまだお金がなかったんですが、なぜかリスクをとることができました。
銀行からお金を貸していただけて、思い切って3倍の費用をかけてビル1棟借りて、そこのお店がすごくヒットしたことでメディアにも取り上げていただき、そこから店舗系も伸びていきました。
外部との連携について
今海外展開に非常に力を入れていますが、基本的には全部外部とのパートナーシップを組んでやっています。
例えば香港に店舗を出すときには、香港の現地パートナーと組んで、我々の製品をマーケティングから全部やってもらって、BAKEえは製造機能とクリエーティブのところだけをやっていっているのですが、そういった関わり方をどんどん行っていきたいと思います。
我々が今目指しているのは、「ヒットするブランドを続々と出していき、外部の世界中のパートナーと結びついていくことでプラットフォームをつくること」です。
ヒット業態、ヒット商品が生まれたら、それを瞬時に全世界に展開できるようにしていきたいと思っており、そういった意味で外部とのネットワークは活かしながらやっていきたいと思っています。
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