これから起業をしようとするみなさんや、起業して間もないみなさんは、どうしたら起業が成功するのか?または、どうしたら失敗しないで起業できるのか?ということを一度は悩んだことがあると思います。
巷には起業のハウツー本もあふれており、筆者自身もそういった経営戦略や経営学の視点からの解説を得意とするところではありますが、今回はちょっと視点を変えて、起業の成功・失敗のポイントを最近の若い世代によくいわれる「ゆとり」という観点で整理したいと思います。
起業するまでのゆとり
http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1142600444218532301/1142601639603779101/より引用
起業をこれからしようとする人は、何かしらのアイデアや、自分なりの手ごたえを感じて起業するのだと思います。一言でいえば「起業への強い想い」というものです。
しかし、ここですぐに起業への強い想いだけで一人でつっぱしって起業してはいけません。一度立ち止まって「起業の想いへのゆとり」を持つことが大事です。
たとえば、
・お客さまはそのサービスや商材に価値を感じてお金を払ってくれそうか?
・いくらなら払ってくれそうか?
・周りの友人、特に先輩経営者の方は、自分の起業について、どう感じているか?
・仮に想定通り売り上げがあがらないとしたら、何か月まで運転資金や生活費が持つか?
といった自問自答をしてください。特に反対意見や批判にはよく耳を傾けるようにしてください。
また、実際に起業をする、と決めたら今度は事業計画やさまざまな開業準備をすることになろうと思います。その際も特にお金とスケジュールの2つには、常にゆとりを持っておくことです。
起業は、実際にやってみないとわからないことも多いです。あまり、がちがちなスケジュール立案やカツカツの資金、こまごました事業計画やTO DOリスト作成などは避けましょう。
過度な起業準備をした場合、起業してお金や価値を生み出すことよりも、起業することそのものが目的となり、本末転倒になる場合が多いからです。