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シザ・シャハード 世界最年少ノーベル賞受賞者を支える若き女性

史上最年少ノーベル賞受賞者 マララ・ユスフザイ

2014年に若干17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイ氏の波乱にとんだ人生は、世界中の人々に衝撃を与えました。

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出典:www.campuseurope.eu

パキスタンで父親が経営する学校へ通う普通の少女だったマララ氏でしたが、地元地域をタリバンが武力支配するようになり、その生活は激変します。

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出典:abcnews.go.com

厳格なイスラム主義を掲げるタリバンは、女性が教育を受けることを禁じます。マララ氏はこの酷い状況を英国BBCのブログに投稿します。女性への教育の必要性や平和を取り戻す活動を主張するマララ氏は、英国を初め、欧米諸国で注目を集めるようになります。

これを快く思わないタリバンから頭部に銃撃を受け、瀕死の状況に陥ります。英国の病院へ輸送されたマララ氏は、奇跡的に一命を取り留め、その後はイスラム社会での女性の権利向上を訴える活動を続けます。

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出典:www.euronews.com

そして2014年にノーベル平和賞を受賞しますが、受賞式でのスピーチで、「この賞は、ただ部屋にしまっておくためのメダルではない。終わりではなく、始まりに過ぎない」と語ります。

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出典:www.dailymail.co.uk

マララ氏のスピーチを具体化するマララ基金が、1人の女性の活躍で設立されます。

その女性がシザ・シャハード氏です。

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出典:https://twitter.com/shiza

イスラマバードで生まれて、奨学金でスタンフォードへ

パキスタンの首都イスラマバードで生まれ育ったシャハード氏は、ティーンエイジャーの時から社会奉仕活動を積極的に行う少女でした。女性刑務所で生まれた子供たちの世話をしたり、2005年に起こった大地震の避難所でボランティアとして働きます。

シャハード氏は当時を振り返り、パキスタンも現在とは違い、比較的安全だったと言います。そして18歳の時に奨学金を得て、スタンフォード大学へ留学します。

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出典:humanistchaplaincies.org

シャハード氏が米国へ渡った後、パキスタン国内ではタリバンが勢力を伸ばしてきます。女学校を爆破し、2009年には女性が教育を受ける権利をはく奪します。

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出典:www.thehindu.com

祖国パキスタンの行方を心配していたシャハード氏は、ある日ニューヨークタイムズ紙の特集を読むことになります。マララ氏の記事を読んだシャハード氏は、自分に出来ることはないかを考えます。

サマーキャンプからマララ基金設立へ

故郷のツテを頼り、マララ氏の父親とコンタクトすることに成功したシャハード氏は、夏休みにイスラマバードに飛びます。マララと26人の少女と共にサマーキャンプを行い、自分の体験を通し、女性の権利を守る運動を効果的に行う方法や起業について少女達を教育しました。

スタンフォード大学を卒業して、ドバイでアナリストをしていたシャハード氏のもとに衝撃的なニュースが飛び込んできます。マララ氏がタリバンに銃撃された事件をニュースで見たシャハード氏は、マララ氏が搬送された英国の病院へ駆けつけます。

一時は危篤状態であったマララ氏は奇跡的に一命を取り留めます。マララ氏の体力が回復する過程を見ていたシャハード氏は、マララ氏と彼女の理念について、語り合います。

マララ氏の希望である“女性の教育を受ける権利を守りたい”ということを実現させるために、シャハード氏はマララ氏の父親と共にマララ基金を立ち上げます。

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出典:www.malala.org

当初、シャハード氏はアナリストとしてのキャリアを続ける希望がありましたが、マララ氏の強い希望でマララ基金の共同創業者兼CEOを引き受けることになりました。

創業当時を振りかえりシャハード氏は、“マララは世界的に有名になったので、世間はマララ基金も大組織で運営されていると思っていたようだが、実際は自分とマララの父親の2人だけで、ほとんどの業務を行っていた”と語ります。

現在ではマララ基金は組織としてしっかりしたものとなり、マララが掲げる理念に沿った活動へ資金提供を行えるようになりました。

アンジェリーナ・ジョリーとタッグ

シャハード氏の活躍は多方面で話題となります。特にメディアはシャハード氏の行動に注目します。各メディアが有望な若手を選ぶ、”30 under 30(30歳前の注目する30人)”にフォーブスとタイムズ紙でそれぞれ選出されています。

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出典:muslimobserver.com

マララ氏が有名になり、マララ募金には様々なオファーが舞い込みます。シャハード氏はマララ氏の理念に合致し、さらに人間性が素晴らしい人々とのみ一緒に仕事をすることにしているようです。

マララ基金が公式に協力関係にあることを公言するのは、女優のアンジェリーナ・ジョリーと同じく女優のアメリカ・フェレーラのみです。シャハード氏は、2人の女優はエゴが無く、人間的に素晴らしいと絶賛します。

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出典:www.theguardian.com

今後も活動の幅を広げるシャハード氏に注目です。