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起業の決断

起業の決断

「自分も周囲も困っていた事務作業にポテンシャルを感じた」メリービズ・工藤CEOが起業に至った経緯とは?<前半>

今回のインタビューは、メリービズ株式会社代表取締役社長の工藤博樹さんに「起業の経緯」「事業の選定」「創業時の苦労」についてお話を伺いました。

(インタビュアー:菅野雄太、撮影者:須澤壮太)

経歴

カナダ生まれ。カナダ、シンガポール、フランス、日本育ち。‘00 東京工業大学修士課程 修了 ’00-08 日本 IBMグローバルプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当。’08 INSEAD MBA 取得。経営戦略事務所にて大手企業向けに経営戦略をコンサルティング。’ 10 年 Locondo.jp 立ち上げ。’11 年スローガン新規事業パートナー、GREE グローバルアラ イアンス担当。自身の苦労や周りの起業家の悩みから事務作業を楽にできるサービスを用意 したいと考え、’12 年 2 月にリブ株式会社(現在はメリービズ株式会社)で経理サービスのメリービズを開始。

経理のアウトソーシングサービスを提供

私たちメリービズは、経理のアウトソースサービスを行っています。

具体的には、中小企業や税理士の方が経理の書類が溜まってしまった分の入力を代わりにするという事業です。

現在は、元々経理をやっていたけども育児や介護で仕事に就くことが難しいお母さん方に一緒にお手伝いしていただき、クラウドソーシングという形で処理しています。

今後はさらに発展させ、機械学習やディープラーニングを実装させ、自動化していこうと考えています。

競合としては小さい規模であれば、入力を代わりにやる税理士さん、また、もう少し大規模なところもあるんですが、私たちはそれらとモデルが大きく違っています。

つまり、従来の1つの場所に人を集めてやる固定費型のモデルではなく、必要に応じて在宅の方にお願いするという変動費型なので、その分コストを抑えて安く提供することができています

社員は今4名ほどで、アルバイトや派遣を含めるとオフィスには8名程度在籍しています。在宅の方々は約300名ほどです。

しばらくは経理代行に注力していて、最終的にメリービズはみなさんの仕事を楽しくすることを目指しているので、経理以外の事務作業全体に広げ、皆さんが本業に注力できるような世の中を実現していきたいと思っています。

前職について

私は大学院を2000年に卒業しまして、最初は日本IBMという会社に入りました。

これから情報産業、ITがインフラになっていくのかなと思っていて、理系としてそこは興味がありますし、学ばなきゃいけないと思い、最初の会社を選びました

その後、MBAに進んでINSEAD(インシアード)に行き、ベンチャー起業の立ち上げとかコンサルティングをするというのが続いていました。

起業時の周囲の反応との経緯

留学をした頃から起業に対する関心はあって、いろんな人にお会いしていたので、なんとなく周りもそういう雰囲気を感じていたのかなと思っています。

1番決定的なのは、立ち上げを一緒にやらせてもらったロコンドという靴のEコマースの会社で、そこでの経験は自分にとって大きかったと思っています。

ロコンドで靴のEコマースをやった後、しばらくGREEとかと事業提携をやらせてもらい、その後今の会社を立ち上げています。

会社の立ち上げ当初は違うコンシューマー向けの事業をやっていたんですが、コンシューマー向けはちょっと難しいところがあったので、そこから事業形態を変えて、今の経理代行サービスをやっています。

自分も周りの人も困っていた事務作業に着目

コンシューマー向けは難しいので、ビジネス向けのドメインでやりたいという思いがありました。

その中で、自分自身が困っていて、周りの起業家が困っているというところが事務作業というところだったので、そこは非常に大きなポテンシャルがあり、市場としても実は大きいということが分かりました。

ここにチャレンジして、スタートアップ含め中小企業や、これから成長していく企業を応援して、日本をもっと元気にしていきたいなという想いがあり、この事業で起業しています。

全てにおいて試行錯誤だった

当初は今とは違うこともやって試行錯誤していて、普通のサラリーマンと違い仕事を与えられることもあまりないので、自由度が高い中で何を軸にしていくか、どこを特に伸ばしていくか、ということを考えるのが大変だったなと思います。

メンバー集めの失敗もあったと思うんですけど、やっぱり自分たちが目指している大きな方向性に共感してくれるかどうかというところが何よりも大事なのだと感じています。

最初の頃は私一人でやっていて、いろんな人に参加してもらいたいというところがあって、そういった直近のことしか考えていませんでした。

例えば、「エンジニアにこういうものを作って欲しい」ということしか考えていなくて、その後その人がどういう役割を担っていくのかというところまで考えが及ばなかったことを反省しています。

 

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