12月25日、ECサイト向けターゲティング販促サービスを提供する株式会社 DoBoken(ドゥーボウケン)は、複数のエンジェル投資家から資金調達を行った。調達額は明らかにされていない。投資家が関与することで、事業の成長戦略やプロダクト戦略、アライアンス戦略などに助言をもらい、事業展開を加速させる見込み。
⇒プレスリリースはコチラ
ライターの視点
DoBokenはECサイト向けターゲティング販促サービス『ZenClerk』を提供しています。『ZenClerk』はECサイト向けにリアルタイムな行動分析とベストタイミングで割引クーポンをオファーするサービスです。
このサービスはサイト閲覧者の生の動きを、個人の属性情報(年齢・性別など)を一切用いずにリアルタイムに分析します。『ZenClerk』のクライアントの累計月商は150億円を超えていて、大手EC企業に幅広く導入されているようです。
従来のアドネットワークやアドテクを駆使した広告を効果的に出せば、見込客をキャッチすることはできますが、そこから販売に至るまでの仕組みは不十分であり、その仕組みを提供するのが『ZenClerk』です。
特徴としては、
◆リアルタイムかつ統計・行動経済学上最適なタイミングでサイト閲覧者にオファーを提示することができる技術(特許出願済)を開発、実用化
◆人工知能・機械学習応用技術により、利用者の増加に伴い「オファーを提示するタイミングの精度」が自動で上がっていく仕組みを搭載。クーポンの効果を最大化することで顧客獲得コストを削減し、売上向上と利益創出に貢献する
◆簡単なクーポン情報の入稿だけで担当者に負担をかけない。成果に応じたプロフィットシェアで、初期導入費や固定費は一切必要なし。
などがあります。
広告以外の販売促進ツールとして注目を集め、今回の調達もDoBokenの事業としての新規性やビジネスモデルとしての完成度が評価されたからでしょう。
DoBokenは『これからもショッピングのプロセスにおける「なぜ買うのか?」「いつ買うのか?」「どうやって買うのか?」を分析し、EC企業の販売促進に貢献していきます。』と述べています。注目しましょう。
会社概要
DoBokenはECサイト向けターゲティング販促サービス『ZenClerk』を提供しています。
『ZenClerk』は、突発的に発生するECサイトの売上達成ニーズにテクノロジーで応え、サイト閲覧者の属性情報を一切用いずにリアルタイムに分析します。
設立は2011年、本社は東京都港区にあり、代表取締役は音田康一郎氏と桑山礎氏である。