WhatsAppというサービスをご存知の方も多いと思います。
WhatsAppは無料 メッセンジャーのことで、SMS(ショートメッセージ)料金を払わずに無料メッセージを交換できるスマートフォン向けクロスプラットフォーム チャット サービスです。
iPhone、BlackBerryなどに対応しており、グループチャットや写真、動画なども送れるコミュニケーションアプリとして、世界で一番多くのユーザーに選ばれています。
共同創業者の1人であり現在CEOを務めるJan Koum氏は、現在70億ドル以上の資産を持つ成功者 です。
しかし、スタートは決して今を想像できるようなものではありませんでした。
今回はそんなKoum氏についてご紹介します。
ウクライナからアメリカへ
彼は元々ウクライナで生まれ育ちました。
16歳の時にウクライナに残り生活を続けなければならなかった父親と再び一緒に生活できることを約束し、一時的に別れる形で母親と祖母とともに アメリカに移住してきました。
小さなアパートに住み、母親はベビーシッターとして生計を立て、彼本人もスーパーマーケットの掃除スタッフとして家計を助けるなど、決して恵まれたスタートではありませんでした。
結局父親と一緒に生活する夢も叶わず、24歳の時に母親を、20歳の時に父親を亡くしています。
プログラミングとの出会い
プログラミングとの出会いは18歳の時でした。
すっかり魅了され興味を持った彼は、そのままサンノゼ大学へ進みプログラマーへの道へと進んでいくことになります。
その後大手コンサルティング会社Ernst & Youngで日夜問わず仕事に熱中、刺激的な毎日を送っていました。
そして23歳の時にYahooに迎えられ、のちに共にWhatsAppを立ち上げることとなるBrian Acton氏と9年間にわたりYahooに勤務します。
アイディアを決めて一週間で起業
2009年に初めてiPhoneを手にしたKoum氏は、まだスタートから7ヶ月 しか経っていないApp Storeに限りなく秘められた可能性を感じました。
そうして自分が思い描くメッセンジャーサービスのアイディアを固めていた彼は、ある友人宅に行った時に打ち明けてみました。
そのまま数時間構想を練り話し合いを重ねた時には既に大体のアイディアが出来上がっていたようです。
そしてその一週間後にはWhatsApp Inc.を立ち上げるという驚異的なスピードでスタートしました。
「いつも人は、良いアイディアを持っているにもかかわらず、それを実行しない。最初のはっきりしたヴィジョンを失い、ぐるぐると回ってしまう」
はっきりしたビジョンと実行に移すことでWhatsAppは急成長を遂げ、2014年2月にFacebookに220億ドルで買収された今もユーザーは8億人を超え、大成功を収めています。
まとめ
「私にはWhatsAppのアイディしか持っていないし、今後もそれに集中し続けるつもりである。他に取り組む予定はない」
移民としての貧しいスタートを乗り越え、 WhatsAppに強い可能性を信じ成功を掴んできたKoum氏。
ヴィジョンを明確に持ちスピード感を持って実行へ移していくことが成功の秘訣だとを学ぶことができます。
WhatsAppの詳細はコチラ