一度、早稲田大学在学中に株式会社メディアクリップを立ち上げ、その後就職したものの、現在nanapiというサイトを運営する古川けんすう氏。彼は学生起業をしてから再び会社経営を始めたのですが、どのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか。
今回はnanapi・古川けんすう氏についてご紹介します。
実はそこまで起業のことを考えていなかった?!
”実はそんなに考えてなかったんですよね。・・何となく新卒で会社入ったら3年くらいいるのかなあと思って、そのまま3年いました。・・でもリクルートに勤めながらだとやはり十分なリソースが割けないし、プロジェクトも一段落ついたんで「じゃ辞めようか」と”
ちょっと驚くかもしれませんが、けんすう氏は特に大きく何かをやりたいという目的がなかったようで、やめるときも、それほど抵抗なく去ったようです。しかし、リクルートで学んだことが起業に役立っていると話しています。
ちょっとした情報や、みんなが知りたいノウハウを提供するサイト運営
”ちょうど友人がhowtoサイトをやりたい、と話をしてきたんです。・・・それで、一緒に考えてやってみますかという感じで始めました”
nanapiでは、ちょっと人が知りたいなと思ったことについて情報提供するサイトを運営していて、その範囲は恋愛、日常生活、スマホ・パソコンの使い方など多岐にわたり、多くの人が利用しやすい情報を提供しています。事業のきっかけはYjキャピタルの小澤隆生氏で、共同創業者は現CTOの和田修一氏です。
軸をしっかり作ることで、成功を手に入れる
”やはり、自分の軸がないとダメですね。例えば、『SEO対策が儲かる』と思ってやり始めたのに、儲からなくなったら他のことやる、という会社はこけやすいのかなと”
けんすう氏は、「現代でも情報化社会はまだまだ進化していく途中であり、これからも多くの人が足りないと思っている情報について、さらに情報共有ができる余地がある」と考えています。
彼が浪人時代に受験情報が少ないと思い、情報共有のために作り上げた情報共有サイトを作ったことも、nanapiの設立に繋がっているのです。
まとめ
起業のきっかけはかなり楽観的な感じではありますが、実際は、彼が昔抱いた感情が軸となって存在し、周囲を巻き込んだからこそ、順調に事業を大きくすることができたのだと思います。
また、起業するとリソースが圧倒的に少なく、一見地味で嫌な作業でもしっかりと実行し、そういう努力を積み重ねることによって、現在の地位を築き上げたのだと感じられます。
「自分軸をしっかり持つこと」と「周囲を巻き込むこと」、この2つができれば、起業家として活躍できるのではないかと思います。ぜひ参考にしてください。
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