今回のインタビューは、EMET Creation株式会社、柳本 創氏に、「資金調達のポイント」と「求めている人材」についてお話を伺いました(聞き手:アントレプレナーファクトリー 永曽 光)。

UIが完成してから、DLが一気に増えた

この1年間はサービスのグロースに注力してきました。いろいろな試行錯誤の末、今の動画ニュースアプリというコンセプトが固まり、このインターフェースになった途端、4月に40万ダウンロードだったものが、6月に50万ダウンロードにまで増えました。
 
今年中に勝負が決すると思っているので、ここぞというタイミングでパワーを出すためにも、調達は今しかないんじゃないかと思いました。既存の株主や色んな方に相談し、「そのほうがいいよね」と後押しもいただいたのも調達のきっかけです。
 
ポイントとしては2点あって、今のサービスの形ができ、急激に事業が伸びていたこと。そして、テストマーケティングの結果などから「これは成果が出そうだね」と多くの方に思ってもらえたことだと思います。
 
今スマホでいうと各電話会社が20 GBのプランが出すなど、動画を外で見やすい環境ができています。そういった時流も重なり、我々のサービスが今後も伸びるフェーズにきていることが、調達のポイントだったと思います。
 

エンターテイメントが好きなエンジニアを募集中

今回調達させていただき、サービスに注力し、数字を上げていくためにも、開発体制の強化が必要です。いいコンテンツを集めて、それをユーザーにどう返すと満足度が一番高いのかを考えています。レコメンドやパーソナライズ、人工知能など、まだまだ未開拓なと領域で、磨きがいがあります。
 
いま本当に策を打てば打つほど数字が伸びるような状態で、そこを強化するためにも、チームを強化していく必要があります。関わってほしい人という点で言うと、我々が目指している世界を作るため、エンジニアリングの力で力になりたいと思ってくれる人がいたらありがたいですね。
 
我々は「人類を未来へ連れて行きたい」というビジョンがあります。その理由としては「未来のエンターテイメント環境を確実に構築したい」と思っているからです。ちょっと変な話かもしれませんが、「私はもしかしたら未来人かもしれない」と思っています。もし10年後、20年後の世界に生きていて、その前提で現代に戻ってきたら「まだこんなエンタメなの」と言うと思うんです。
 
「こっちのほうがコンバージョンする」とかそういう小さい話ではなく、エンターテイメント業界をもっと進化させないといけない、という想いがあります。この状況を未来から来た人間としては「これは絶対にもったいない」と思うわけです。
 
コンテンツを作る人や役者の人がもっと輝ける、稼げる環境を作りたい。果ては、それがいいコンテンツを生み、結果としてユーザーがいいコンテンツを享受できる世界が作れると思っています。
 
単純にエンジニアとしても面白みのある領域だと思います。それプラス、エンターテインメントが好きな人が関わってくれると面白いのかなと思っています 。
 

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