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ある日の会議で上司がこんな一言
ある日の戦略会議。上司がこんな一言。
「やはり我が社のソフトウェアもSaaSに切り替えて行くべきなんだろうか」
...SaaS?
すると同僚がこう返しました。
「どちらかというとPaaSでしょうか」
...PaaS?美術で習ったあれでしょうか。
即座に後輩がこんな一言。
「いえ、我が社が提供しているサービスはIaaSへの互換性が1番高いです」
...IaaS?もはや暗号です。
あなたはこんな会議経験したことはありませんか?SaaS、PaaS、IaaSは暗号に聞こえますが、これらの用語は共にビジネスマンとして知っておきたいビジネス用語です。
今回の記事では、SaaS、PaaS、IaaSを簡単に解説していきます。その用語を知らないだけで会議の内容が入ってこない、そんな機会損失を防ぎましょう。
SaaSとは
起業tv編集部作成
SaaS(サース)は、Software as a Serviceの略で、必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア(主にアプリケーションソフトウェア)のことです。もっと完結に言うと、これまでソフトウェアだったサービスを、ネットからの提供に変更したサービスのことです。
データはオンライン上で保存することができ、複数人と同時に作業及び編集が行うことができることに特徴が見られますね。それではSaaSの事例はどんなものがあるか、代表的な事例を見ていきましょう。
SaaSの事例
Dropbox
Dropboxは、ファイル共有を誰とでも行うことができるクラウド型サービスです。SaaSの代表的な事例としてあげることができるでしょう。
Salesforce
Salesforceはクラウドベースの顧客管理システムサービスです。顧客管理システムサービスの代表格ですね。
PaaSとは
起業tv編集部作成
PaaSは(パース)は、Platform as a Serviceの略で、アプリケーションソフトウェアが稼動するためのハードウェアやOSなどを一括で提供するサービスのことを指します。簡単にいうと、アプリを開発するために必要なハードやOS、サーバをパッケージ化したサービスです。
このPaaSは、プラットフォームを大規模なデータセンターなどに用意して外部に開放し、主に企業などのユーザーが、その上にサービスを開発するものになっています。開発者は、あるシステム設計に沿った方法でアプリケーションを開発できるので、コストを抑えてかつ早くシステム開発をおこなうことができますね。
PaaSの代表的な事例を見ていきましょう。
PaaSの事例
Google App Engine
Microsoft Azure(マイクロソフト・アジュール)
IaaSとは
起業tv編集部作成
IaaS(イァース)は、Infrastructure as a Serviceの略で、情報システムの稼動に必要な仮想サーバをはじめとした機材やネットワークなどのインフラを、インターネット上のサービスとして提供する形態のことを指します。
端的にいうと、「場所だけ与えるから、あとはご自由に開発してください!」というサービスです。PaaSとは違い、サーバを利用する際に必要なハードウェアのスペックやOSを、ユーザーが自分で自由に選定することができます。
IaaSの代表的な事例を見ていきましょう。
IaaSの事例
Google Compute Engine
Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
が代表的なサービスとして挙げられます。
SaaS、PaaS、IaaSのイメージを掴もう
起業tv編集部作成
いかがでしょうか。SaaS、PaaS、IaaSのイメージが掴むことができれば幸いです。
ビジネスシーンでSaaS、PaaS、IaaSの製品を扱う人はもちろん、扱わない人でもこの用語のイメージを掴んでおくだけでも会話やニュースの内容がより深まるのではないでしょうか。
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